フレキシブルパラメータとは、引数を受け入れるパラメータです。例えば、vfs.fs.size[*]において、アスタリスク「*」は、フレキシブルパラメータであることを示します。「*」は、引数としてパラメータへ渡される任意の文字列です。正しい定義の例は以下のとおりです
アイテムキーのフォーマットは、キーのパラメータも含めて、次の構文規則に従う必要があります。次の図は、サポートされる構文を表しています。各ポイントで使用できる要素と文字列は、矢印に従って決定することができます。ラインに沿って完了するブロックがあれば使用でき、なければ使用できません。
有効なアイテムキーを構築するには、キー名を指定することから始めます。続いて、2本のラインで表されるように、パラメータの有無を選択します。
キー名
キー名自体には、使用できる文字の範囲に制限があります。使用できる文字列は次のとおりです。
0-9a-zA-Z_-.
具体的には以下のとおりです。
キーのパラメータ
アイテムキーには、カンマで区切られた複数のパラメータを使用できます。
各キーパラメータは、引用符付き文字列、引用符なし文字列または配列のいずれかになります。
パラメータを指定しなかった場合は、デフォルト値が使用されます。その場合、さらにパラメータを指定するときは、適切な数のカンマを追加する必要があります。例えば、アイテムキーicmpping[,,200,,500]は、個々のpingの間隔を200ミリ秒に、タイムアウトを500ミリ秒に、その他すべてのパラメータをデフォルトのままと指定しています。
パラメータ - 引用符付き文字列
キーのパラメータが引用符付き文字列の場合、任意のUnicode文字を使用できますが、二重引用符を含む場合は、バックスラッシュでエスケープする必要があります。
パラメータ - 引用符なし文字列
キーのパラメータが引用符なし文字列の場合、任意のUnicode文字を使用できますが、カンマと右角括弧(])は除きます。
パラメータ - 配列
キーのパラメータが配列の場合、さらに角括弧で囲みます。各パラメータは、複数のパラメータを指定する規則と構文に従って、一行に並べて指定します。
パラメータ「encoding」を使用して、対応するアイテムチェックを処理するエンコードを指定すると、取得データは文字化けしません。サポートされているエンコードのリスト(コードページ識別子)については、libiconv(GNU Project)またはMicrosoft Windows SDKの「Code Page Identifiers」などを参照してください。空の「encoding」パラメータが渡されると、システム固有の拡張子が付いたANSI(Windows)またはUTF-8(より新しいUnix/Linuxのディストリビューション用のデフォルトのロケール)がデフォルトで使用されます。
本ページは2014/08/05時点の原文を基にしておりますので、内容は必ずしも最新のものとは限りません。
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