Windows環境では、外部プロセス(zabbix_sender.exe)を起動することなく、Zabbixセンダーダイナミックリンク(zabbix_sender.dll)を使用することによって、アプリケーションはZabbixサーバ/プロキシにデータを送信できます。
開発ファイルを備えるダイナミックリンクライブラリは、bin\winXX\devフォルダに存在します。このライブラリを使用する場合は、zabbix_sender.hヘッダファイルとzabbix_sender.libライブラリとのリンクを含めてください。ZabbixセンダーAPIの使い方を示したサンプルファイルが、build\win32\examples\zabbix_senderフォルダにあります。
Zabbixセンダーダイナミックリンクライブラリによって、以下の機能が提供されます。
説明 | ||
プロキシ/サーバの値構造の配列を送信します。値構造は、ホスト名、アイテムキー、アイテム値を含みます。 | ||
パラメータ | ||
address - [入力]サーバまたはプロキシアドレス port - [入力]サーバまたはプロキシ上のトラッパーポート source - [入力]ソースIP(オプション) values - [入力]送信する値の配列 count - [入力]値配列内のアイテム数 result - [出力]サーバ応答またはエラーメッセージ(オプション) |
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戻り値 | ||
0 - 操作が正常に完了しました。 -1 - 操作が失敗しました。 |
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コメント | ||
結果の変数が指定された場合、サーバレスポンスまたはエラーメッセージを保存するために必要なメモリを割り当てます。zabbix_sender_free_result関数で、後ほど、解放する必要があります。 実行するアクションに成功した場合、結果には、zabbix_sender_parse_result関数で構文解析できる、サーバの応答が含まれます。エラー発生時には、代わりにエラーメッセージが結果に保存されます。 |
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説明 | ||
zabbix_sender_send_values関数から返された結果を構文解析します。 | ||
パラメータ | ||
result - [入力]zabbix_sender_send_values関数から戻された結果 response - [出力]実行アクションとレスポンス0 - 成功、-1 失敗。 info - [出力]実行アクションに関する詳細な情報(オプション)。 |
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戻り値 | ||
0 - 操作が正常に完了しました。 -1 - 操作が失敗しました。 |
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コメント | ||
情報パラメータが指定されたものの、関数が結果情報フィールドへの構文解析に失敗した場合、情報構造フィールドの合計は-1に設定されます。 | ||
説明 | ||
zabbix_sender_send_values関数によって割り当てられたデータを削除します。 | ||
パラメータ | ||
result - zabbix_sender_send_values関数から戻された結果。 |
Zabbixセンダーダイナミックリンクライブラリによって、以下のデータ構造が使用されます。
typedef struct
{
/* host name, must match the name of target host in Zabbix */
char *host;
/* the item key */
char *key;
/* the item value */
char *value;
}
zabbix_sender_value_t;
typedef struct
{
/* number of total values processed */
int total;
/* number of failed values */
int failed;
/* time in seconds the server spent processing the sent values */
double time_spent;
}
zabbix_sender_info_t;
本ページは2014/08/05時点の原文を基にしておりますので、内容は必ずしも最新のものとは限りません。
最新の情報は、英語版のZabbix2.2マニュアルを参照してください。