Zabbixでは、ネットワーク接続されたデバイスのインベントリを保持できます。
ZabbixのWebインターフェースには、特別な[インベントリ]メニューがあります。ただし、初期状態ではデータを見ることができません。また、ここでデータ入力も行いません。インベントリデータの構築は、ホストの設定時に手動で行うか、自動設定オプションを使用して行います。
ホストの設定時、[ホストインベントリ]タブで、インベントリ情報を設定するデータとなるデバイスのタイプ、シリアル番号、場所、責任者などの詳細を入力できます。
ホストインベントリ情報に「http」または「https」で始まるURLを含めると、[インベントリ]セクション内でクリック可能なリンクになります。
ホストインベントリは、自動的に設定することもできます。そのためには、ホストの設定時に、[ホストインベントリ]タブのインベントリモードを[自動]に設定します。
そうすることで、 ホストアイテムを設定 し、あらゆるインベントリフィールドに値を自動設定します。アイテム設定でそれぞれの属性を持つ送信先フィールド([アイテムがホストインベントリフィールドを自動設定する])を示します。
インベントリデータの自動収集に特に便利なアイテムには、次のものがあります。
既存のインベントリデータの詳細は、すべて[インベントリ]メニューから入手できます。
[インベントリ]→[概要]で、インベントリのさまざまなフィールドから、ホスト数がわかります。
[インベントリ]→[ホスト]で、インベントリ情報を持つすべてのホストがわかります。ホスト名をクリックすると、インベントリの詳細がフォームで表示されます。
** [概要]**タブの表示項目
パラメータ 説明 | |
---|---|
ホスト名 ホスト | 名称。 名前をクリックすると、メニューが開き、ホストに定義されたスクリプトが表示されます。 ホストがメンテナンス中の場合、ホスト名は、オレンジ色のアイコンで表示されます。 |
表示名 ホス | の表示名(定義されている場合)。 |
ホスト(エージェント、SNMP、JMX、IPMI)インターフェース ホストに設定されたインターフェースの詳細を | 供します。 |
OS | ホストのオペレーティングシステムインベントリフィールド(定義されている場合)。 |
ハードウェア ホストのハ | ドウェアインベントリフィールド(定義されている場合)。 |
ソフトウェア ホストのソ | トウェアインベントリフィールド(定義されている場合)。 |
最新データ このホス | に関するデータのある監視セクションへのリンク:Web、最新データ、トリガー、イベント、グラフ、スクリーン。 |
設定 こ | ホストに関する設定セクションへのリンク:ホスト、アプリケーション、アイテム、トリガー、グラフ、ディスカバリ、Web。 設定されたエンティティの数は、各リンクの後の括弧内にリスト表示されています。 |
[詳細]タブには、設定された(空白でない)インベントリフィールドがすべて表示されます。
ホストのイベントリマクロ{INVENTORY.*}を通知に使用できます。例えば、次のように書くことができます。
「{INVENTORY.LOCATION1}のサーバで障害が発生しています。責任者は{INVENTORY.CONTACT1}、電話番号は、{INVENTORY.POC.PRIMARY.PHONE.A1}です。」
以前のバージョンからあるZabbixの{PROFILE.*}マクロは引き続きサポートされていますが、 {INVENTORY.*}に変更することを強く推奨します。
詳細は、サポートされているマクロ(場所別)のページをご参照ください。
本ページは2014/08/05時点の原文を基にしておりますので、内容は必ずしも最新のものとは限りません。
最新の情報は、英語版のZabbix2.2マニュアルを参照してください。