Zabbixは、いくつかの主なソフトウェアコンポーネントから構成されています。各コンポーネントの役割を以下に示します。
Zabbixサーバは、可用性や整合性の情報や、統計情報をレポートする、中核のコンポーネントです。サーバは中核のリポジトリであり、リポジトリ内には全ての設定データ、統計データ、運用のデータが保存されます。
Zabbixによって収集されたデータと同様に、設定情報もデータベース内に保存されます。
どこからでも、どんなプラットフォームからでも、Zabbixに簡単にアクセスできるように、ウェブインターフェースが提供されています。インターフェースはZabbixサーバの一部であり、通常はサーバが動作するのと同じ物理サーバ上で動作しますが、別マシンで動作させることもできます。
SQLiteを使用している場合は、Zabbixのウェブインターフェースは同一の物理マシンで動作させる必要があります。
Zabbixプロキシは、Zabbixサーバのかわりにパフォーマンスと可用性データを収集します。プロキシはZabbix のオプション部分ですが、1つのZabbixサーバの負荷を分散するのにとても有益です。
ネットワークに接続されたシステムのローカルのリソースやアプリケーションを能動的に監視し、Zabbixサーバに収集したデータを送信させるために、Zabbixエージェントを監視対象システム上に配置します。
加えて、Zabbix内の全体のデータフローを俯瞰的に見ることが非常に重要です。データを収集するアイテムを作成するためには、まず最初にホストを作成する必要があります。Zabbixの範囲の対極に移動して、まずアイテムにトリガーを作成させます。そして、トリガーにアクションを作成させます。このように、例えばサーバX上でCPU負荷が高すぎるときに通知を受け取りたい場合は、まずサーバX用のホストエントリーを作成し、続いてそのCPUを監視するアイテムを作成し、それから、CPU負荷が高い場合に作動するトリガーを作成し、あなたにEメールを送信するアクションを作成します。それはたくさんのステップがあるように見えますが、テンプレートを使用すれば実はそんなことはありません。 この設計であるからこそ、非常に柔軟な構成が可能になっているのです。
本ページは2014/08/05時点の原文を基にしておりますので、内容は必ずしも最新のものとは限りません。
最新の情報は、英語版のZabbix2.2マニュアルを参照してください。