トリガーとは、アイテムが収集したデータを「評価」し、最新のシステム状態を表示する論理条件式のことを言います。
システムデータを収集するためにアイテムを使用している場合、警告あるいは注意が必要な状況で、常に待機状態である場合、当該データの確認をすることは、非現実的です。データの「評価」はトリガー条件式で対応できます。
トリガー条件式によって、データが「許容」状態となるしきい値を定義することができます。受信データが許容状態を上回った場合、トリガーが「起動する」または「障害」のステータスに変わります。
トリガーには次のステータスがあります。
値 | 明 |
---|---|
OK | 通常のトリガー状態です。旧Zabbixバージョンでは、偽と呼ばれていました。 |
障害 通 | 、何かが発生したことを意味します。例えば、プロセッサ負荷が高すぎる場合などです。旧Zabbixバージョンでは、真と呼ばれていました。 |
トリガーステータス(条件式)は、Zabbixサーバが条件式中の値が新しい値に更新される度に、再計算されます。
条件式に時間ベースの関数(nodata、date、dayofmonth、dayofweek、time、now)が使われる場合には、トリガーはZabbixタイマープロセスによって、30秒ごとに再計算されます。時間ベースまたは時間ベース以外の関数が条件式に使用される場合には、新しい値を受信した時と30秒ごとに再計算されます。
複雑さのレベルが異なるトリガー条件式を構築することができます。
本ページは2014/08/05時点の原文を基にしておりますので、内容は必ずしも最新のものとは限りません。
最新の情報は、英語版のZabbix2.2マニュアルを参照してください。