Webシナリオが作成されると、いくつかの新規アイテムが自動的に監視対象として追加されます。
Zabbixは、シナリオが作成されるとすぐに、次のアイテムを監視対象として自動的に追加し、選択されたアプリケーションにリンクします。
アイテム 説明 | |
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Download speed for scenario <Scenario> | このアイテムは、シナリオ全体のダウンロードスピード(1秒あたりのバイト数)に関する情報(すべてのステップの平均値)を収集します。 アイテムキー:web.test.in[Scenario,,bps] タイプ:数値(浮動小数) |
Failed step of scenario <Scenario> | このアイテムは、シナリオで失敗したステップ番号を表示します。すべてのステップの実行に成功した場合は、0が返却されます。 アイテムキー: web.test.fail[Scenario] タイプ:数値(整数) |
Last error message of scenario <Scenario> | このアイテムは、シナリオの直近のエラーメッセージのテキストを返します。 アイテムキー: web.test.error[Scenario] |
「Scenario」ではなく、実際のシナリオ名が使用されます。
Web監視のアイテムには、30日のヒストリと90日のトレンドの保存期間が追加されます。
シナリオ名が二重引用符で始まる場合、またはコンマや角括弧を含む場合、キーアイテム内でそれが適切に引用されます。それ以外では、追加引用は実施しません。
これらのアイテムはトリガーを作成したり、通知条件を設定したりするために使用できます。
「Web scenario failed」トリガーを作成するには、次のトリガー条件式を設定できます。
「Scenario」を実際のシナリオ名に置き換えることを忘れないようにしてください。
「Web application is slow」トリガーを作成するには、次のようなトリガー条件式を設定できます。
「Scenario」を実際のシナリオ名に置き換えることを忘れないようにしてください。
ステップが作成されるとすぐに、Zabbixは自動的に以下のアイテムを監視対象として追加し、選択されたアプリケーションにリンクします。
アイテム 説明 | |
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Download speed for step <Step> of scenario <Scenario> | このアイテムは、そのステップのダウンロードスピード(1秒あたりのバイト数)に関する情報を集めます。 アイテムキー: web.test.in[Scenario,Step,bps] タイプ:数値(浮動小数) |
Response time for step <Step> of scenario <Scenario> | このアイテムは、そのステップのレスポンスタイムに関する秒単位の情報を集めます。レスポンスタイムは、リクエストのはじめからすべての情報の転送が完了するまでカウントされます。 アイテムキー: web.test.time[Scenario,Step] タイプ:数値(浮動小数) |
Response code for step <Step> of scenario <Scenario> | このアイテムは、ステップのレスポンスコードを集めます。 アイテムキー: web.test.rspcode[Scenario,Step] タイプ:数値(符号なし整数) |
「Scenario」と「Step」の代わりに、実際のシナリオ名とステップ名がそれぞれ使用されます。
Web監視のアイテムには、履歴30日とトレンド90日の保存期間が追加されます。
シナリオ名が二重引用符で始まる場合、またはコンマや角括弧を含む場合、キーアイテム内でそれが適切に引用されます。それ以外では、追加引用は実施しません。
これらのアイテムはトリガーを作成したり、通知条件を設定したりするために使用できます。例えば、「Zabbix GUI login is too slow」トリガーを作成するには、次のトリガー条件式を定義できます。
本ページは2014/08/05時点の原文を基にしておりますので、内容は必ずしも最新のものとは限りません。
最新の情報は、英語版のZabbix2.2マニュアルを参照してください。