2 インベントリ

概要

Zabbixでネットワークデバイスのインベントリを管理することができます。

Zabbixフロントエンドには特別な Inventory メニューがあります。
しかし、初期状態ではそこにデータは表示されず、データを入力する場所でもありません。
インベントリデータの作成は、ホストの設定時に手動で行います。
または、いくつかの自動配置オプションを使用することで自動的に行われます。

インベントリの構築

手動モード

ホストを設定するときに、インベントリタブで、デバイスのタイプ、シリアル番号、場所、担当者などの詳細(インベントリ情報に入力されるデータ)を入力できます。

ホスト インベントリ情報にURLが含まれており、そのURLが'http'または'https'で始まる場合、インベントリセクションにクリック可能なリンクが表示されます。

自動モード

ホストのインベントリも自動的に入力できます。これを機能させるには、インベントリタブでホストのインベントリモードを設定するときに自動に設定する必要があります。

次に、アイテムのホストインベントリフィールドの自動設定で任意のホストインベントリのフィールドに値を入力するホストインベントリ用のアイテムが設定できます。

インベントリデータの自動収集に特に有効なアイテムを収集することができます。

• system.hw.chassis[full|type|vendor|model|serial] - デフォルトは[full]で、ルート権限が必要です- system.hw.cpu[all|cpunum,full|maxfreq|vendor|model|curfreq] - デフォルトは[all,full]
• system.hw.devices[pci|usb] - デフォルトは[pci]
• system.hw.macaddr[interface,short|full] - デフォルトは[all,full]、インターフェースは正規表現
• system.sw.arch
• system.sw.os[name|short|full] - デフォルトは[name]
• system.sw.packages[package,manager,short|full] - デフォルトは[all,all,full]、パッケージは正規表現

インベントリモードの選択

インベントリモードは、ホスト設定フォームで選択することができます。

新しいホストのデフォルトのインベントリモードは、管理 → 一般設定 → その他のデフォルトのホストインベントリモード設定に基づいて選択されます。

ネットワーク検出または自動登録アクションによって追加されたホストの場合、手動モードまたは自動モードを選択してホストインベントリモードの設定操作を定義できます。この操作はデフォルトのホストインベントリモード設定を上書きします。

インベントリ概要

既存のすべてのインベントリデータの詳細は、インベントリ メニューに表示されます。

インベントリ → 概要 では、インベントリの様々なフィールドによるホスト数を取得できます。

インベントリ → ホスト では、インベントリ情報を持つすべてのホストを見ることができます。 ホスト名をクリックすると、インベントリの詳細が表示されます。

The 概要 タブは以下を表示します。

詳細 タブには、入力されている(空ではない)すべてのインベントリフィールドが表示されます。

インベントリマクロ

通知用にホストインベントリマクロ {INVENTORY.} が用意されています。

例えば、 ”{INVENTORY.LOCATION1} のサーバーに問題が発生しました。
{INVENTORY.CONTACT1}、電話番号{INVENTORY.POC.PRIMARY.PHONE.A1}"

詳しくは、supported macro ページをご覧ください。