6 Webインターフェースのインストール

このセクションでは、Zabbix Webインターフェイスをインストールする手順を説明します。 Zabbixフロントエンドは PHPで書かれているため、それを実行するにはPHPをサポートするWebサーバーが必要です。

ZabbixフロントエンドのSSL設定の詳細については、ベストプラクティスを参照してください。

Welcome画面

ZabbixのフロントエンドのURLをブラウザで開きます。Zabbixをパッケージからインストールした場合、URLは以下のようになります。

  • Apacheの場合: http://<server_ip_or_name>/zabbix
  • Nginxの場合: http://<server_ip_or_name>

フロントエンドインストールウィザードの最初の画面が表示されます。

Default languageドロップダウンメニューを使用して、システムのデフォルト言語を変更し、選択した言語でのインストールプロセスを続行します (オプション)。 詳細な情報は、Installation of additional frontend languagesを参照してください。

前提条件の確認

すべてのソフトウェアの前提条件が満たされていることを確認してください。

前提条件 最小値 説明
PHP version 7.2.5
PHP memory_limit option 128MB php.ini:
memory_limit = 128M
PHP post_max_size option 16MB php.ini:
post_max_size = 16M
PHP upload_max_filesize option 2MB php.ini:
upload_max_filesize = 2M
PHP max_execution_time option 300秒 (0、-1も許可) php.ini:
max_execution_time = 300
PHP max_input_time option 300秒 (0、-1も許可) php.ini:
max_input_time = 300
PHP session.auto_start option 必ず無効 php.ini:
session.auto_start = 0
Database support どれかひとつ: MySQL、Oracle、PostgreSQL 次のモジュールのいずれかをインストールする必要があります。
mysql、oci8、pgsql
bcmath php-bcmath
mbstring php-mbstring
PHP mbstring.func_overload option 必ず無効 php.ini:
mbstring.func_overload = 0
sockets php-net-socket。ユーザースクリプトのサポートに必要です。
gd 2.0.28 php-gd。PHP GD拡張機能は、PNG画像 (--with-png-dir)、JPEG画像 (--with-jpeg-dir)、および FreeType 2 (--with-freetype-dir) をサポートする必要があります。
libxml 2.6.15 php-xml
xmlwriter php-xmlwriter
xmlreader php-xmlreader
ctype php-ctype
session php-session
gettext php-gettext
Zabbix 2.2.1以降、PHP gettext拡張機能は、Zabbixをインストールするための必須要件ではありません。gettextがインストールされていない場合、フロントエンドは通常どおり動作しますが、翻訳は利用できません。

オプションの前提条件もリストに含まれる場合があります。 失敗したオプションの前提条件はオレンジ色で表示され、Warningステータスになります。 オプションの前提条件が失敗した場合でも、セットアップは続行される可能性があります。

Apacheユーザーまたはユーザーグループを変更する必要がある場合は、セッションフォルダーへのアクセス許可を確認する必要があります。 そうしないと、Zabbixセットアップを続行できなくなる可能性があります。

DB接続設定

データベースに接続するための詳細を入力します。 Zabbix データベースがすでに作成されている必要があります。

Database TLS encryptionオプションがオンになっている場合、データベースへのTLS接続を構成するための追加フィールドがフォームに表示されます (MySQL または PostgreSQL のみ)。

認証情報の保存にHashiCorp Vaultオプションが選択されている場合、Vault APIエンドポイント、シークレットパス、および認証トークンを指定するための追加フィールドが使用できます。

設定

Zabbixサーバーの名前の入力は任意ですが、入力した場合、メニューバーとページタイトルに表示されます。

デフォルトのタイムゾーンとフロントエンドのテーマを設定します。

インストール前の概要

設定の概要を確認します。

インストール

Zabbixをソースからインストールする場合、設定ファイルをダウンロードし、ZabbixのPHPファイルをコピーしたWebサーバーのHTMLドキュメントサブディレクトリのconf/以下に配置します。

Webサーバーユーザーにconf/ディレクトリへの書き込み権限がある場合、設定ファイルは自動的に保存され、次の作業に進むことができます。

インストールを終了します。

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