zabbix_server

セクション: メンテナンスコマンド (8)
更新日: 2020-09-04
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名前

zabbix_server - Zabbixサーバーデーモン  

概要

zabbix_server [-c config-file]
zabbix_server [-c config-file] -R runtime-option
zabbix_server -h
zabbix_server -V  

説明

zabbix_serverは、Zabbixソフトウェアのコアデーモンです。  

オプション

-c, --config config-file
デフォルトの設定ファイルの代わりにconfig-fileで指定されたファイルを使用します。

-f, --foreground
Zabbixサーバーをフォアグラウンドで実行します。

-R, --runtime-control runtime-option
runtime-optionに従って管理機能を実行します。

-h, --help
このヘルプを表示して終了します。

-V, --version
バージョン情報を表示して終了します。

コマンドラインパラメーターを使用したZabbixサーバーの実行例:

zabbix_server -c /usr/local/etc/zabbix_server.conf
       zabbix_server --help
       zabbix_server -V

 

ランタイム制御

ランタイム制御オプション:

config_cache_reload
設定のキャッシュをリロードします。キャッシュが読み込み中の場合は無視されます。 (-cオプションが指定されていない場合)デフォルトの設定ファイルを使用してPIDファイルの検索し、PIDファイルにリストされたプロセスにシグナルを送信します。

snmp_cache_reload
SNMPキャッシュを再ロードし、すべてのホストのSNMPプロパティ(エンジン時間、エンジンの起動、エンジン ID、資格情報)をクリアします。

housekeeper_execute
ハウスキーパーを実行します。ハウスキーパーが実行中の場合は無視します。

trigger_housekeeper_execute
トリガーハウスキーパーを実行します。トリガーハウスキーパーが実行中の場合は無視されます。

diaginfo[=section]
指定されたセクションの内部診断情報をログに記録します。セクションには、historycachepreprocessingalertinglldvaluecachelocksを指定できます。 デフォルトでは、すべてのセクションの診断情報がログに記録されます。

ha_status
高可用性 (HA) クラスターのステータスをログに記録します。

ha_remove_node[=target]
名前またはIDで指定された高可用性(HA)ノードを削除します。 アクティブ/スタンバイ状態のノードは削除できません。

ha_set_failover_delay[=delay]
高可用性(HA)フェールオーバーの遅延時間を設定します。 時刻サフィックスがサポートされています。 例: 10s、1m。

secrets_reload
Vaultからシークレットをリロードします。

service_cache_reload サービスマネージャーのキャッシュをリロードします。

prof_enable[=target]
プロファイリングを有効にします。 ターゲットが指定されていない場合、すべてのプロセスに影響します。 プロファイリングを有効にすると、関数名からすべてのrwlocks/mutexesの詳細を見ることができます。 Zabbix 6.0.13以降でサポートされています。

prof_disable[=target]
プロファイリングを無効にします。 ターゲットが指定されていない場合、すべてのプロセスに影響します。 Zabbix 6.0.13以降でサポートされています。

log_level_increase[=target]
ログレベルを上げます。ターゲットが指定されていない場合、すべてのプロセスに影響します。

log_level_decrease[=target]
ログレベルを下げます。ターゲットが指定されていない場合、すべてのプロセスに影響します。

 

ログレベル制御対象

process-type
指定されたタイプのすべてのプロセス (alerter, alert manager, configuration syncer, discoverer, escalator, ha manager, history syncer, housekeeper, http poller, icmp pinger, ipmi manager, ipmi poller, java poller, lld manager, lld worker, poller, preprocessing manager, preprocessing worker, proxy poller, self-monitoring, snmp trapper, task manager, timer, trapper, unreachable poller, vmware collector, history poller, availability manager, service manager, odbc poller)。

process-type,N
プロセスの種類と数 (例: poller,3)。

pid
プロセスID。最大65535。値が大きい場合はターゲットを"process-type,N"と指定します。

プロファイリング制御対象

process-type 指定されたタイプのすべてのプロセス (alerter, alert manager, configuration syncer, discoverer, escalator, history syncer, housekeeper, http poller, icmp pinger, ipmi manager, ipmi poller, java poller, lld manager, lld worker, poller, preprocessing manager, preprocessing worker, proxy poller, self-monitoring, snmp trapper, task manager, timer, trapper, unreachable poller, vmware collector, history poller, availability manager, service manager, odbc poller)。

process-type,N
プロセスの種類と数 (例: history syncer,1)。

pid
プロセスID。最大65535。値が大きい場合はターゲットを"process-type,N"と指定します。

scope プロファイリング範囲(rwlock, mutex, processing)はプロセスタイプで使用できます (例: history syncer,1,processing)。

 

ファイル

/usr/local/etc/zabbix_server.conf Zabbixサーバーの設定ファイルのデフォルト格納先 (コンパイル時に変更されていない場合)。

 

参照

ドキュメント https://www.zabbix.com/manuals

zabbix_agentd(8), zabbix_get(1), zabbix_proxy(8), zabbix_sender(1), zabbix_js(1), zabbix_agent2(8)  

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ファイル

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ドキュメント作成日: 2020年9月4日 16:12:14 GMT