Zabbixは、さまざまな状況で使用できる多数の組み込みマクロをサポートしています。 これらのマクロは変数であり、特定の構文で識別されます:
マクロは、コンテキストに応じて特定の値に解決されます。
マクロを効果的に使用することで、時間を節約し、Zabbixの設定をより透過的にすることができます。
典型的な用途の1つとして、テンプレートでマクロを使用することがあげられます。例えばテンプレートのトリガーの名前を"{HOST.NAME}のプロセッサ負荷が高すぎます"とします。テンプレートがZabbixサーバーなどのホストに適用され、トリガーが監視セクションに表示されると、この名前は"Zabbixサーバーのプロセッサ負荷が高すぎます"に解決されます。
マクロは、アイテムキーパラメーターで使用できます。item.key[server_{HOST.HOST}_local]
のようにパラメーターの一部としても可能です。解決されたマクロにあいまいな特殊記号存在する場合、Zabbixが処理するのでパラメーターをダブルクオートで囲む必要はありません。
Zabbixには他の種類のマクロもあります。
Zabbixは次のマクロをサポートしています。
{MACRO}
- 組み込みマクロ (全リストを参照){<macro>.<func>(<params>)}
- マクロ関数{$MACRO}
- ユーザー定義のマクロ、オプションでコンテキスト付き{#MACRO}
- ローレベルディスカバリのマクロ{?EXPRESSION}
- 式マクロ