受信した値をより"人間的"に表現するために、値のマッピングを使用することで数値/文字列値と文字列表現を紐づける事ができます。
例えば、アイテムの値が'0'または'1'の場合、値マッピングを使用して、人間が読みやすい形で値を表現することができます::
データのバックアップタイプの場合、値のマッピングは次のように設定できます:
電圧の値の範囲は次のように設定できます:
=231 → High(高い)
Value mapping is used in Zabbix frontend and notifications sent by media types. 値マッピングは、Webインタフェースとメディア タイプによって送信される通知で使用されます。
受信した値と設定された表現の置換は、Zabbix フロントエンドとサーバーの両方で実行されます。ただし、サーバーは次の場合にのみ置換を処理します:
値のマッピングはテンプレートまたはホストに設定されます。 一度設定すると、それぞれのテンプレートまたはホスト内の全てのアイテムで使用できるようになります。 アイテムの設定時に、値のマッピングパラメータに、以前に設定した値のマッピングの名前を指定します。
There is no value map inheritance - hosts and templates do not inherit value mappings from linked templates. 値のマッピングは継承されません。 - ホストとテンプレートは、リンクされたテンプレートから値のマッピングを継承しません。 ホスト上のテンプレートのアイテムは、テンプレートで設定された値のマッピングを引き続き使用します。
値マッピングは、アイテムのデータ型が数値(整数)、数値(浮動小数点)、および 文字列で使用できます。
値のマッピングは、それぞれのテンプレートまたはホストとともにエクスポート/インポートされます。 ホスト および テンプレート 一括更新フォームを使用して一括更新することもできます。
値のマッピングは次の手順で設定します。
1. ホストまたはテンプレートの設定フォームを開きます。
2. 値のマッピングタブで、追加をクリックして新しい値のマッピングを追加するか、既存の値のマッピングの名前をクリックして編集します。
値マッピングのパラメータ:
パラメータ | 説明 | |
---|---|---|
名前 | 値のマッピングのセットの一意の名前。 | |
マッピング | 数値/文字列値を文字列表現にマッピングするための個別のルール。 マッピングはドラッグして順序を変更でき、ルールの順序で適用されます。 |
|
タイプ | マッピング タイプ: 等しい - 等しい値がマッピングされます。 以上 - 等しいかそれより大きい値がマッピングされます。 以下 - 等しいかそれより小さい値がマッピングされます。 範囲内 - 範囲内の値がマッピングされます。範囲は <number1>-<number2> または <number>として表されます。複数の範囲がサポートされています (例: 1-10,101-110,201)。 正規表現 - 正規表現 に対応する値がマッピングされます (グローバル正規表現はサポートされていません)。 デフォルト - 特定のマッピングを持つ値を除く、すべての未処理の値がマッピングされます。 マッピング範囲では、数値タイプ (* 以上、以下、範囲内*) のみがサポートされます。 |
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値 | 受信値 (マッピングのタイプに応じて、範囲または正規表現が含まれる場合があります)。 | |
マッピング文字列 | 受信値の文字列表現 (最大 64 文字)。 |
必須入力フィールドには赤いアスタリスクが付いています。
リスト内の値のマッピングを表示すると、最初の3つのマッピングのみが表示され、4つ目のドットは、その他にマッピングが存在することを示します。
定義済みエージェントのアイテムの 1 つである Zabbix agent ping は、テンプレートの値マッピング"Zabbix agent ping status"を使用してその値を表示します。
アイテムの設定の値マッピングフィールドに、この値マッピングへの参照があります。
このマッピングは、監視 → 最新データ 画面で"Up"(括弧内に生の値が表示) を表示するために使用されます。
最新データ画面では、表示される値が 20 文字に短縮されます。 値のマッピングが使用されている場合、この短縮はマップされた値には適用されず、生の値 (括弧内に表示される) にのみ適用されます。
事前定義された値のマッピングがなければ、"1"のみが表示されるため、状態を理解するのが難しい場合があります。