このセクションはZabbixエージェントとZabbixエージェント2の違いを説明します。
パラメーター | Zabbixエージェント | Zabbixエージェント2 |
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開発言語 | C言語 | Go言語 (部分的にC言語) |
デーモン化 | 可能 | systemd経由のみ (Windows上は可能) |
サポートされる拡張機能 | C言語で構成されたローダブルモジュール | Go言語で構成されたプラグイン |
要件 | ||
サポートされるプラットホーム | Linux, IBM AIX, FreeBSD, NetBSD, OpenBSD, HP-UX, Mac OS X, Solaris: 9, 10, 11, Windows (XP/2003以降) | Linux, Windows: 最新のサポートされるGoバージョンがインストールできるすべてのバージョン |
サポートされる暗号ライブラリ | GnuTLS 3.1.18以降。 OpenSSL 1.0.1, 1.0.2, 1.1.0, 1.1.1, 3.0.x。3.0.xはZabbix 6.0.4以降でサポートされていることに注意してください。 LibreSSL - 2.7.4, 2.8.2でテストをしています (特定の制限事項は暗号化を参照してください)。 |
Linux: Zabbix 4.4.8以降はOpenSSL 1.0.1以降のライブラリをサポートします。 Windows: OpenSSL 1.1.1 以降のライブラリをサポートします。 PSK(事前共有鍵)のサポートを有効にしなければいけません。LibreSSLはサポートしていません。 |
監視プロセス | ||
プロセス (OS上) | アクティブチェックプロセスはサーバーやプロキシへの記録ごとに分離しています。 | 自動的に作られたスレッドを持つ1つのプロセスです。 スレッド数の最大値は環境変数GOMAXPROCSで決定されます。 |
メトリクス | UNIX: サポートされているアイテムのリストを参照してください。 Windows: Windows固有のものとして追加されたアイテムのリストを参照してください。 |
UNIX: Zabbixエージェントにサポートされているすべてのメトリクス さらにエージェント2はZabbixネイティブ監視ソリューションを提供します: Docker, Memcached, MySQL, PostgreSQL, Redis, systemdなど - すべてのリストについてはエージェント2の固有のアイテムを参照してください。 Windows: Zabbixエージェントにサポートされているすべてのメトリクスとnet.tcp.service*によるHTTPSのチェック, LDAPです。 さらにエージェント2はZabbixネイティブ監視ソリューションを提供します: PostgreSQL, Redis。 |
同時実行性 | 1つのサーバーに対するアクティブチェックは順次的に実行されます。 | 異なるプラグインからのチェック、もしくは1つのプラグインからの複数のチェックは同時に実行できます。 |
取得時間指定/例外更新間隔 | パッシブチェックのみサポートしています。 | パッシブ、アクティブチェックどちらもサポートしています。 |
サードパーティツールからのトラップ | No | Yes |
追加機能 | ||
永続的保管 (測定値をファイルで一時保持) | No | Yes |
log*[] アイテムでの固定ファイル測定 | Yes (Unixのみ) | No |
ログデータのアップロード | ログ収集中に実行してバッファを解放できます。 | バッファがいっぱいになるとログ収集は停止されるため、BufferSizeパラメーターは少なくともMaxLinesPerSecond×2でなければなりません。 |
タイムアウト設定 | エージェントレベルでのみ定義されます。 | エージェントレベルで定義されたタイムアウト値をプラグインのタイムアウト値で上書きできます。 |
実行時に実行ユーザーを変更 | Yes (Unixライクのシステムのみ) | No (systemdで制御) |
ユーザー定義の暗号化スイート | Yes | No |
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