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5 ユーザーの役割

概要

管理 → ユーザーの役割セクションでは、システムユーザーに割り当てることができる役割と各役割の権限を設定できます。

デフォルトユーザーロール

デフォルトではZabbixは事前定義された権限のセットを持つ4つのユーザーロールで設定されています。

  • Admin role
  • Guest role
  • Super admin role
  • User role

Zabbixには無制限の権限を持つスーパー管理者ユーザーが少なくとも1人存在する必要があるため、デフォルトのSuper admin roleを変更または削除することはできません。

スーパー管理者権限を持つZabbixユーザーは、既存のロールを変更または削除したり、新しいカスタムロールを作成したりできます。

新しい役割を作成するには、右上隅にあるユーザーの役割の作成ボタンをクリックします。既存の役割を更新するには、役割名を押して構成フォームを開きます。

Zabbixで事前設定されたユーザーロールのデフォルト権限セットとともに使用可能な権限オプションを以下に説明します。

パラメータ 説明 デフォルトユーザーロール
Super admin role Admin role User role Guest role
名前 ロールの表示名 Super admin role Admin role User role Guest role
ユーザーの種類 選択したユーザータイプによって、使用可能な権限のリストが決まります。
ユーザータイプを選択すると、このユーザータイプで使用可能なすべての権限がデフォルトで付与されます。
チェックボックスをオフにすると、ユーザーロールの特定の権限が取り消されます。< br>このユーザータイプで使用できない権限のチェックボックスはグレー表示されます。
Super admin Admin User User
UI要素へのアクセス
監視データ
ダッシュボード 特定の監視メニューセクションと基になるページへのアクセスを有効/無効にします。 Yes Yes Yes Yes
障害
ホスト
最新データ
マップ
ディスカバリ No No
サービス
サービス 特定のサービスメニューセクションと基になるページへのアクセスを有効/無効にします。 Yes Yes Yes Yes
サービスアクション No No
SLA
SLAレポート Yes Yes
インベントリ
概要 特定のインベントリメニューセクションと基になるページへのアクセスを有効/無効にします。 Yes Yes Yes Yes
ホスト
レポート
システム情報 特定のレポートメニューセクションと基になるページへのアクセスを有効/無効にします。 Yes No No No
稼働レポート Yes Yes Yes
障害発生数上位100項目
監査 No No No
アクションログ
通知レポート Yes
定期レポート
設定
ホストグループ 特定の設定メニューセクションと基になるページへのアクセスを有効/無効にします。 Yes Yes No No
テンプレート
ホスト
メンテナンス
アクション
イベント相関関係 No
ディスカバリ Yes
管理
一般設定 特定の管理メニューセクションと基になるページへのアクセスを有効/無効にします。 Yes No No No
プロキシ
認証
ユーザーグループ
ユーザーの役割
ユーザー
メディアタイプ
スクリプト
キュー
デフォルトで新しいUI要素にアクセス カスタムUI要素へのアクセスを有効/無効にします。モジュールが存在する場合は、以下にリストされます。 Yes Yes Yes Yes
サービスへのアクセス
サービスの表示/設定 読み取り/書き込み可能なサービスを選択します:
なし - アクセスなし
すべて - すべてのサービスへ読み取り/書き込み可能
サービスのリスト - 読み取り/書き込みアクセス用のサービスを選択します

読み取り/書き込みアクセスが許可されている場合、読み取り専用アクセス設定よりも優先され、子サービスによって動的に継承されます。
All All None None
タグとサービスの表示/設定 タグ名とオプションで値を指定して、タグに一致するサービスへの読み取り/書き込みアクセスを追加で許可します。
このオプションは、サービスへの読み取り/書き込みアクセスパラメーターでサービスリストが選択されている場合に使用できます。
読み取り/書き込みアクセスが許可されている場合、読み取り専用アクセス設定よりも優先され、子サービスによって動的に継承されます。
サービスの表示のみ 表示のみのサービスを選択します。
なし - アクセスなし
すべて - 全てのサービスは表示のみ
サービスのリスト - 表示のみのサービスを選択する。

表示のみは読み取り/書き込みアクセスよりも優先されず、子サービスによって動的に継承されます。
All All
タグとサービスの表示のみ タグ名とオプションで値を指定して、タグに一致する表示のみのサービスを追加します。
このオプションは、サービスの表示のみパラメーターでサービスリストが選択されている場合に使用できます。
表示のみは読み取り/書き込みアクセスよりも優先されず、子サービスによって動的に継承されます。
モジュールへのアクセス
<モジュール名> 特定のモジュールへのアクセスを許可/拒否します。このセクションには、有効なモジュールのみが表示されます。現在無効になっているモジュールへのアクセスを許可または制限することはできません。 Yes Yes Yes Yes
デフォルトで新しいモジュールに対してアクセス 追加されたモジュールへのアクセスをデフォルトで有効/無効にします。
APIへのアクセス
有効 APIへのアクセスを有効/無効にします。 Yes Yes Yes No
APIメソッド リストを許可を選択して指定したAPIメソッドのみを許可するか、リストを拒否を選択して指定したAPIメソッドのみを制限します。

検索フィールドでメソッド名の入力を開始し、オートコンプリートリストからメソッドを選択します。 。
または選択ボタンを押して、このユーザータイプで使用可能なリストからメソッドを選択することもできます。 アクションへのアクセスブロックの特定のアクションがオフになっている場合、ユーザーはこのアクションに関連するAPIメソッドを使用できないことに注意してください。

ワイルドカードがサポートされています。例:dashboard.*('dashboard.'APIサービスのすべてのメソッド) *(任意のメソッド)、*.export(すべてのAPIサービスの' .export'名のメソッド)
<br >メソッドが指定されていない場合、許可/拒否リストルールは無視されます。
アクションへのアクセス
ダッシュボードの作成と変更 このチェックボックスをオフにすると、対応する要素に対して .create,.updateおよび.deleteAPIメソッドを使用する権限も取り消されます。 Yes Yes Yes No
マップの作成と変更
メンテナンス機関の作成と変更 No
障害対応メッセージの追加 このチェックボックスをオフにすると、event.acknowledgeAPIメソッドを介して対応するアクションを実行する権限も取り消されます。 Yes
深刻度の変更
障害の確認
障害のクローズ
スクリプトの実行 このチェックボックスをオフにすると、script.executeAPIメソッドを使用する権限も取り消されます。
APIトークンの管理 このチェックボックスをオフにすると、すべてのtoken.APIメソッドを使用する権限も取り消されます。
定期レポートの管理 このチェックボックスをオフにすると、すべてのreport.APIメソッドを使用する権限も取り消されます。 No
SLAの管理 SLAを管理する権限を有効/無効にします。
デフォルトで新しいアクションに対してアクセス 新しいアクションへのアクセスをデフォルトで有効/無効にします。 Yes

情報:

  • 各ユーザーには、1つの役割のみを割り当てることができます。

  • 要素が制限されている場合、ユーザーはこの要素への直接URLをブラウザに入力してもその要素にアクセスできません。

  • タイプUserまたはAdminのユーザーは、自分の役割設定を変更できません。

  • タイプスーパー管理者のユーザーは、自分のロールの設定を変更できますがユーザータイプは変更できません。(ただしデフォルトのスーパー管理者ロールでは変更できません)

  • すべてのレベルのユーザーは、自分のユーザータイプを変更することはできません。

  • ユーザーの設定も参照