23 Zabbix 6.0.18の新機能

アイテム

docker.container_stats

Zabbix エージェント 2 の docker.container_stats アイテムも、 コンテナ上の現在のプロセス/スレッド数とともにpids_statsプロパティを返すようになりました。

設定のエクスポートの改善

Zabbixエンティティ設定のエクスポート中に生成されたYAMLファイルには、配列内のエンティティ間に空の行が含まれなくなりました。これにより、ファイルが短くなり、操作がより便利になりました。アップデート後からのエクスポートの例は、設定の エクスポート/インポート をご覧ください。

設定のインポートの UTF-8 BOM 対応

設定のインポート で、UTF-8 バイトオーダーマーク (BOM) を持つファイルをサポートするようになりました。

Cosmos DB監視

テンプレートAzure by HTTPが、Azure Cosmos DB for MongoDBでも動作するようになりました。

テンプレートの入手方法:

  • Zabbixを新規にインストールした場合、設定テンプレートにすでにあります。
  • 以前のバージョンからアップグレードした場合、新しいテンプレートをZabbix Gitリポジトリからダウンロードするか、またはダウンロードした最新バージョンのtemplatesディレクトリから入手します。その後、設定テンプレートで手動でZabbixにインポートします。

プロキシ履歴のハウスキーピング

プロキシ履歴のハウスキーピングの際に、プロキシのデータベースから削除されるサイクルあたりのデータ量の制限がなくなりました。

変更前は、housekeeperHousekeepingFrequency 4 倍時間分までしか、古い情報の削除をしませんでした。 例えば、HousekeepingFrequency が "1" に設定されている場合、最大4時間分の古い情報が (古いエントリーから順番に) 削除されました。 プロキシが ProxyOfflineBuffer で設定されたよりも古いデータを絶えず受信する場合、過剰なデータ蓄積が発生する可能性があります。

この制限が取り除かれたことで、より効果的なプロキシ履歴ハウスキーピングが行えるようになりました。

Googleクラウドプラットホーム監視

新しいテンプレートGoogle Cloud Platform by HTTP (GCP by HTTP)が利用可能になりました。

セットアップ方法はHTTPテンプレートを参照してください。

テンプレートの入手方法:

  • Zabbixを新規にインストールした場合、設定テンプレートにすでにあります。
  • 以前のバージョンからアップグレードした場合、最新のテンプレートをZabbix Gitリポジトリからダウンロードし、設定テンプレートセクションで手動でZabbixにインポートします。同じ名前のテンプレートがすでに存在する場合は、インポートする前に存在しない場合に削除オプションをチェックすることでクリーンなインポートができます。この方法で、更新されたテンプレートから除外された項目およびその履歴は削除されます。

Zabbix エージェント 2 のデフォルト値

Zabbix エージェント 2 プラグインで、監視対象へ接続するためのデフォルト値を設定ファイルで定義できるようになりました。 アイテムキーや名前付きセッションで、値が何も指定されていない場合、プラグインは対応するデフォルトパラメーターで定義された値を使用します。 新しいパラメーターはPlugins.<PluginName>.Default.<Parameter> という構造になります。 - 例えば、Plugins.MongoDB.Default.Uri=tcp://localhost:27017のようになります。 詳細についてはこちらのセクションをご覧ください。: