Zabbixにあらかじめ定義されていないエージェントチェックを実行したい場合があります。
このような場合、ユーザパラメータが役に立ちます。
必要なデータを取得するコマンドを作成し、そのデータをユーザパラメータとしてagent configuration file('UserParameter') という設定パラメータを作成します。
ユーザパラメータは次のような構文になります。
このように、ユーザパラメータにはキーも含まれます。キーは、item を設定する際に必要となります。
参照しやすい任意のキーを入力します(ホスト内で一意でなければなりません)。
agent を再起動するか、agent runtime control オプションを使用して、新しいパラメータを取得します。
次に、configuring an itemの際に、実行したいユーザパラメータからコマンドを参照するためのキーを入力します。
ユーザパラメータとは、Zabbix agent が実行するコマンドのことです。item のプリプロセスステップの前に
最大512KBのデータを返すことができます。ただし、最終的にデータベースに保存できるテキスト値は、
MySQLでは64KBに制限されていることに注意してください。
(他のデータベースについては、tableを参照してください)。
UNIX オペレーティングシステムでは、コマンドラインインタプリタとして /bin/sh が使用されます。
ユーザーパラメータはエージェントチェックのタイムアウトに従います。タイムアウトに達すると
フォークされたユーザーパラメータ・プロセスが終了します。
こちらもご覧ください。
単純なコマンド:
agent は、'ping' キーを持つ item に対して常に '1' を返します。
より複雑な例:
agent は、MySQL サーバが生きている場合は '1' を、そうでない場合は '0' を返します。
フレキシブルユーザーパラメータは、キーでパラメータを受け取ります。
このように、フレキシブルユーザーパラメータは、複数の item を作成するためのベースとなることができます。
フレキシブルユーザーパラメーターの構文は以下の通りです。
パラメータ | 説明 |
---|---|
Key | 一意のアイテム キー。[*]は、このキーが括弧内のパラメーターを受け入れることを定義します。 パラメーターは、アイテムを設定するときに指定します。 |
Command | キーの値を評価するために実行されるコマンド。 ユーザーパラメータをフレキシブルに使う為: コマンド内で位置参照 $1…$9 を使用して、アイテム キー内のそれぞれのパラメータを参照できます。 Zabbix はアイテム キーの[ ]で囲まれたパラメータを解析し、それに応じてコマンド内で $1、...、$9 を置き換えます。 $0は、実行される元のコマンド($0、...、$9の展開前)に置き換えられます。 位置参照は、二重引用符 (") または一重引用符 (') で囲まれているかどうかに関係なく解釈されます。 位置参照を変更せずに使用するには、二重ドル記号を指定します (例: awk '{print $$2}')。この場合、コマンドの実行時に $$2 は実際には$2 になります。 |
Zabbix agent では、柔軟なユーザパラメータの場合のみ、$記号を含む位置参照が検索され、置換されます。
シンプルなユーザパラメータでは、このような参照処理はスキップされるため、$記号の引用は必要ありません。
デフォルトでは、ユーザパラメータに特定のシンボルを使用することはできません。 全リストは UnsafeUserParameters ドキュメントを参照してください。
とてもシンプルなもの:
ping[something]というフォーマットを持つ監視項目は無制限に定義することができる。
もっとセンスを磨こう!
このパラメータは、MySQLデータベースの可用性を監視するために使用することができます。
ユーザー名とパスワードを渡すことができます:
正規表現にマッチする行はファイル中に何行あるか?
このパラメータは、ファイル内の行数を計算するために使用することができます。
コマンドの戻り値は、標準出力と標準エラー出力です。
標準エラー出力の場合、テキスト(文字、ログ、テキスト型情報)item は未サポ―トになりません。
テキスト(文字、ログ、テキスト型情報)を返すユーザーパラメータは、空白を返すことができます。
無効な結果を返した場合、そのitem は サポートされなくなります。