トリガー式、計算アイテム、一部のマクロの計算を高速化するために、Zabbix server ではバリューキャッシュオプションがサポートされています。
このインメモリキャッシュを利用すると、直接データベースへSQLを発行せずに過去のデータへアクセスすることができます。 過去の値がキャッシュに存在しない場合、不足分をデータベースから取得し、キャッシュの更新を行います。
アイテムの値は、次のいずれかの状態になるまでバリューキャッシュに残ります:
バリューキャッシュの状態は、サーバーの ランタイム コントロール でオプション diaginfo
(または diaginfo=valuecache
) を実行し、診断情報のバリューキャッシュセクションを調べることで確認できます。 これは、誤って構成されたトリガーまたは計算アイテムを特定する場合に役立ちます。
バリューキャッシュ機能を有効にするために、オプションの ValueCacheSize パラメータが Zabbix server の 設定ファイル でサポートされています。
バリューキャッシュを監視するには、以下の2つの内部チェックアイテムが利用できます。 zabbix[vcache,buffer,<mode>] zabbix[vcache,cache,<parameter>] 詳細は、内部チェックを参照してください。