項目がチェックされる時間帯について、カスタムルールを作成することができます。
デフォルトの更新間隔を再定義できる 例外設定 と、特定の時間または一連の時間に アイテムチェックを実行することができる 定期設定 の2つの方法があります。
Zabbix agent 2 supports custom intervals for both passive and active checks, whereas Zabbix agent supports custom intervals only for passive checks. See Zabbix agent vs agent 2 comparison.
例外設定は、特定の時間帯のデフォルトの更新間隔を再定義することができます。
例外設定は、監視間隔と期間で定義されます。
例外設定は最大7つまで定義できます。
複数の例外設定の監視間隔が重なった場合、最も小さい監視間隔の値が重なる期間に使用されます。
重なる設定の監視間隔の最小値が'0'である場合、ポーリングは行われません。
例外設定の期間外では、デフォルトの監視間隔が使用されます。
例外設定の監視間隔が期間の長さと等しい場合、アイテムは一度だけチェックされることに注意してください。 例外設定の監視間隔が期間より大きい場合、アイテムは一度だけチェックされるか、全くチェックされないかもしれません。 (したがって、このような構成は望ましくありません)。もし 監視間隔 が 期間 より短い場合、そのアイテムは少なくとも1回チェックされます。
例外設定の監視間隔が'0'に設定されている場合、そのアイテムは例外設定の期間中はポーリングされません。 期間が終了するとデフォルトの監視間隔に従ってポーリングが再開されます。
例:
監視間隔 | 期間 | 説明 |
---|---|---|
10 | 1-5,09:00-18:00 | アイテムは勤務時間中に10秒ごとにチェックする。 |
0 | 1-7,00:00-7:00 | アイテムは夜にチェックを行わない。 |
0 | 7-7,00:00-24:00 | アイテムは日曜日にはチェックを行わない。 |
60 | 1-7,12:00-12:01 | アイテムは毎日12:00にチェックする。これは、スケジュールされたチェック用に回避策として用意されたものであることに注意してください。Zabbix 3.0 以降では、このようなチェックには定期設定を使用してください。 |
定期設定は、特定の時間にアイテムのチェックを実行するために使用します。
例外設定は、デフォルトのアイテムの監視間隔を再定義するよう設計されていますが、定期設定は、並行して実行される独立したチェックスケジュールを指定するために使用されます。
定期設定の監視間隔は次のように定義されます:
md<filter>wd<filter>h<filter>m<filter>s<filter>
意味は:
<filter>
は、その接頭辞の値 (日付、時、分、秒) を指定するために用いられ、次のように定義されます。
[<from>[-<to>]][/<step>][,<filter>]
<from>
と <to>
はマッチする値の範囲 (含む) を定義します。 <to>
が省略された場合、フィルターは <from> - <from>
の範囲にマッチします。 <from>
が省略された場合、フィルタはすべての可能な値にマッチします。 <step>
は、範囲内の数値をどのようにスキップするかを指定します。 <step>
の値は 1 で、これは定義された範囲のすべての値にマッチすることを意味します。 フィルタの定義は任意であるが、少なくとも1つのフィルタが使用されなければなりません。
フィルタは範囲か <step> 値を定義しなければなりません。
空のフィルタは、下位レベルのフィルタが定義されていない場合は '0' に、それ以外の場合は可能なすべての値にマッチします。
例えば、もし 時間 フィルタがが省略された場合は、'0' の時間だけがマッチします。
時間 フィルタが空の場合は、すべての時間の値にマッチします。
<from>
と <to>
それぞれのフィルタプレフィックスに有効な値は:
接頭辞 | 説明 | <from> | <to> |
---|---|---|---|
md | Month days | 1-31 | 1-31 |
wd | Week days | 1-7 | 1-7 |
h | Hours | 0-23 | 0-23 |
m | Minutes | 0-59 | 0-59 |
s | Seconds | 0-59 | 0-59 |
<from>
の値は <to>
の値より小さいか等しくなければなりません。
<step>
の値は、1 以上かつ <to>
- <from>
以下の値でなければなりません。
一桁の月日、時間、分、秒の値には、先頭に0を付けることができます。
例えば、md01-31
と h/02
は有効な間隔です。
しかし、md01-031
と wd01-07
は有効ではありません。
ZabbixのWebインターフェースでは、複数のスケジューリング間隔を別々の行に入力することができます。
Zabbix APIでは、セミコロン「;」をセパレータとして1つの文字列に連結されます。
ある時刻が複数の区間に一致する場合、一度だけ実行されます。
例えば、wd1h9;h9
は月曜日の午前9時に一度だけ実行されます。
監視間隔 | 実行される日時 |
---|---|
m0-59 | 毎分 |
h9-17/2 | 9:00から2時間ごと (9:00, 11:00 ...) |
m0,30 or m/30 | 各時の0分と30分 (hh:00 と hh:30) |
m0,5,10,15,20,25,30,35,40,45,50,55 or m/5 | 0分から5分ごと |
wd1-5h9 | 月曜から金曜までの 9:00 |
wd1-5h9-18 | 月曜から金曜までの 9:00,10:00,...,18:00 |
h9,10,11 or h9-11 | 毎日の 9:00、10:00、11:00 |
md1h9m30 | 毎月1日の 9:30 |
md1wd1h9m30 | 毎月1日かつ月曜日の 9:30 |
h9m/30 | 毎日の 9:00、9:30 |
h9m0-59/30 | 毎日の 9:00、9:30 |
h9,10m/30 | 毎日の9:00、9:30、10:00、10:30 |
h9-10m30 | 毎日の 9:30、10:30 |
h9m10-40/30 | 毎日の 9:10、9:40 |
h9,10m10-40/30 | 毎日の 9:10、9:40、10:10、10:40 |
h9-10m10-40/30 | 毎日の 9:10、9:40、10:10、10:40 |
h9m10-40 | 毎日の 9:10、9:11、9:12、... 9:40 |
h9m10-40/1 | 毎日の 9:10、9:11、9:12、... 9:40 |
h9-12,15 | 毎日の 9:00、10:00、11:00、12:00、15:00 |
h9-12,15m0 | 毎日の 9:00、10:00、11:00、12:00、15:00 |
h9-12,15m0s30 | 毎日の 9:00:30、10:00:30、11:00:30、12:00:30、15:00:30 |
h9-12s30 | 毎日の 9:00:30、9:01:30、9:02:30、.. 12:58:30、12:59:30 |
h9m/30;h10 (API用の文法) | 毎日の 9:00、9:30、10:00 |
h9m/30 h10 (Webインターフェース内での別の行として追加) |
毎日の 9:00、9:30、10:00 |
Note that Zabbix proxies and agent 2 use their local time zones when processing scheduling intervals.
For this reason, when scheduling intervals are applied to items monitored by Zabbix proxy or agent 2 active items, it is recommended to set the time zone of the respective proxies or agent 2 the same as Zabbix server, otherwise the queue may report item delays incorrectly.
The time zone for Zabbix proxy or agent 2 can be set using the environment variable TZ
in the systemd
unit file: