Zabbixエージェントは両世代ともWindowsサービスとして実行されます。 Zabbixエージェント2の場合、以下の手順でagentdをagent2に置き換えます。
MicrosoftWindowsホスト上でZabbixエージェントの単一インスタンスまたは複数インスタンスを実行できます。単一インスタンスの場合は、デフォルトの設定ファイルC:\zabbix_agentd.conf
またはコマンドラインで指定された設定ファイルを使用できます。複数インスタンスの場合は、各エージェントインスタンスに独自の構成ファイルが必要です。(1つのインスタンスだけデフォルト構成ファイルを使用できます)
設定ファイルの例はZabbixソースアーカイブでconf/zabbix_agentd.win.conf
として入手できます。
Zabbix Windowsエージェントの設定詳細については設定ファイルオプションを参照してください。
ホストでアクティブチェックを実行するには、Zabbixエージェントでホスト名を定義する必要があります。また、エージェント側で設定するホスト名の値は、フロントエンドのホストに設定されている"ホスト名"と完全に一致している必要があります。
エージェント側のホスト名値は、エージェント構成ファイルのHostnameまたはHostnameItemパラメーターのいずれかで定義できます。これらのパラメーターは指定されていない場合、デフォルト値が使用されます。
HostnameItemパラメータのデフォルト値は"system.hostname"エージェントキーによって返される値です。 Windowsの場合、gethostname()関数の結果を返します。この関数は、名前空間プロバイダーにクエリを実行して、ローカルホスト名を決定します。名前空間プロバイダーが応答しない場合は、NetBIOS名が返されます。
Hostnameのデフォルト値はHostnameItemパラメーターによって返される値です。したがってこれらのパラメーターが両方とも設定されていない場合、ホスト名はホストのNetBIOS名になります。 ZabbixエージェントはNetBIOSホスト名を使用して、Zabbixサーバーからアクティブなチェックのリストを取得し、結果をサーバーに送信します。
"system.hostname"キーは、typeとtransformの2つのオプションパラメーターをサポートします。
Typeパラメーターは、アイテムが返す名前のタイプを決定します。 サポートされている値:
TransformパラメータはZabbix5.4.7以降でサポートされており、ホスト名に追加の変換ルールを指定できます。 サポートされている値:
したがって、zabbix_agentd.confファイルの設定を簡素化し、統合するために、2つの異なるアプローチができます。
ホスト名は、Windowsサービスのインストール、開始、停止、およびアンインストールに使用されるWindowsサービス名の一部としても使用されます。たとえば、Zabbixエージェント設定ファイルで Hostname=Windows_db_server
が指定されている場合、エージェントはWindowsサービス" ZabbixAgent[Windows_db_server]
"としてインストールされます。したがって、Zabbixエージェントインスタンスごとに異なるWindowsサービス名を使用するには、インスタンスごとに異なるホスト名を使用する必要があります。
デフォルトの設定ファイルc:\zabbix_agentd.conf
を使用してZabbixエージェントの単一インスタンスをインストールするには:
64ビットシステムでは、64ビットプロセスの実行に関連するすべてのチェックが正しく機能するために、64ビット版のZabbixエージェントが必要です。
c:\zabbix_agentd.conf
以外の設定ファイルを使用するには、サービスのインストールに次のコマンドを使用する必要があります。
構成ファイルへのフルパスを指定する必要があります。
Zabbixエージェントの複数のインスタンスは、次のようなサービスとしてインストールできます。
zabbix_agentd.exe --config <configuration_file_for_instance_1> --install --multiple-agents
zabbix_agentd.exe --config <configuration_file_for_instance_2> --install --multiple-agents
...
zabbix_agentd.exe --config <configuration_file_for_instance_N> --install --multiple-agents
インストールされたサービスがコントロールパネルに表示されます。
エージェントサービスを開始するには、コントロールパネルを使用するか、コマンドラインから実行します。
デフォルトの設定ファイルでZabbixエージェントの単一インスタンスを起動するには:
Zabbixエージェントの単一インスタンスを別の設定ファイルで起動するには:
Zabbixエージェントの複数インスタンスのうち1つを開始するには:
エージェントサービスを停止するには、コントロールパネルを使用するか、コマンドラインからコマンドを実行します。
デフォルトの設定ファイルで開始されたZabbixエージェントの単一インスタンスを停止するには
別の設定ファイルで開始されたZabbixエージェントの単一インスタンスを停止するには
Zabbixエージェントの複数インスタンスのうち1つを停止するには
デフォルトの設定ファイルを使用してZabbixエージェントの単一インスタンスをアンインストールするには
デフォルト以外の設定ファイルを使用してZabbixエージェントの単一インスタンスをアンインストールするには
WindowsサービスからZabbixエージェントの複数のインスタンスをアンインストールするには
zabbix_agentd.exe --config <configuration_file_for_instance_1> --uninstall --multiple-agents
zabbix_agentd.exe --config <configuration_file_for_instance_2> --uninstall --multiple-agents
...
zabbix_agentd.exe --config <configuration_file_for_instance_N> --uninstall --multiple-agents
Windows用Zabbixエージェントは、CPUがNUMAノード全体に不均一に分散されている非標準のWindows構成をサポートしていません。論理CPUが不均一に分散されている場合、一部のCPUではCPUパフォーマンスメトリックが使用できない場合があります。たとえば、2つのNUMAノードを持つ72個の論理CPUがある場合、両方のノードにそれぞれ36個のCPUが必要です。