アクション

アクションは、モジュールの'ビジネスロジック'を担当します。アクションは通常、コントローラーアクションビューで構成されます。

モジュールは次の操作を実行できます。

  • Zabbixフロントエンドで既に定義されているアクションを呼び出す。
  • デフォルトのアクションをカスタムアクションで上書きする。
  • まったく新しいアクションを定義する。

デフォルトのアクション動作をカスタム動作で上書きするには、モジュール設定で同じ名前のアクションを定義します。 アクションが呼び出されると、デフォルトのZabbixアクションの代わりにモジュールアクションが実行されます。

アクションファイルはactionsフォルダーに保存する必要があります。アクションはmanifest.jsonで指定する必要があります。

コントローラー

アクションコントローラーのワークフロー:

  1. HTTPリクエストで渡されたすべてのパラメーターが有効であることを確認します。
  • コントローラーのcheckInput()メソッドを呼び出す
  • CNewValidator.phpで定義された検証ルールを使用する
  • validateInput()メソッドを呼び出す
  1. ユーザーの権限を確認します。

  2. 渡されたパラメーターに従ってデータを準備します。checkInput()がtrueを返す場合、ZabbixはコントローラーのdoAction()メソッドを呼び出します。

  3. ビュー用の$data配列を準備します。CControllerResponseDataおよびsetResponse()メソッドを使用して、レスポンスを$data配列に保存します。

例:

/**
        * Validate input parameters.
        *
        * @return bool
        */
       protected function checkInput(): bool {
           $ret = $this->validateInput([
               'status' => 'in '.implode(',', [HOST_STATUS_MONITORED, HOST_STATUS_NOT_MONITORED])
           ]);
       
           if (!$ret) {
               $this->setResponse(new CControllerResponseFatal());
           }
       
           return $ret;
       }
       
       /**
        * Check user permissions.
        *
        * @return bool
        */
       protected function checkPermissions() {
           return $this->getUserType() >= USER_TYPE_ZABBIX_ADMIN;
       }
       
       /**
        * Execute action and generate response object.
        */
       protected function do Action(): void {
           $data = [ 
               'hosts_count' => API::Host()->get([
                   'countOutput' => true,
                   'filter' => [
                       'status' => $this->getInput('status')
                   ]
               ]) 
           ];
           
           $this->setResponse(new CControllerResponseData($data));
       }

Zabbixのソースコードで利用可能なコントローラークラスの完全なリストを表示できます。