7 IPMIセンサーの検出

概要

IPMIセンサーを自動的に検出することが可能です。

これを行うには次の組み合わせを使用します。

  • マスターアイテムとしてのipmi.getIPMIアイテム(Zabbix 5.0.0以降でサポート)
  • 依存するローレベルディスカバリルールとアイテムのプロトタイプ

設定

マスターアイテム

次のキーを使用してIPMIアイテムを作成します。

ipmi.get

JSONデータが大きくなる可能性がある場合は、データ型を"テキスト"に設定します。

依存LLDルール

"依存アイテム"タイプとしてローレベルディスカバリルールを作成します。

マスターアイテムとして作成したipmi.getアイテムを選択します。

"LLDマクロ"タブで対応するJSONPathを使用してカスタムマクロを定義します。

依存アイテムのプロトタイプ

このLLDルールで"依存アイテム"タイプのアイテムのプロトタイプを作成します。 このプロトタイプのマスターアイテムとして、作成したipmi.getアイテムを選択します。

アイテムのプロトタイプ名とキーで{#SENSOR_ID}マクロが使用されていることに注意してください。

  • 名前: IPMI value for sensor {#SENSOR_ID}
  • キー: ipmi_sensor[{#SENSOR_ID}]

データ型として数値(整数)

アイテムのプロトタイプの"保存前処理"タブでJSONPathを選択し、次のJSONPath式をパラメーターとして使用します。

$.[?(@.id=='{#SENSOR_ID}')].value.first()

ディスカバリが開始されると、IPMIセンサーごとに1つのアイテムが作成されます。 このアイテムは、指定されたセンサーの整数値を返します。