Official Zabbix 6.4 packages for Red Hat Enterprise Linux versions 6, 7, 8, and 9 and Oracle Linux versions 8 and 9 are available for download. Red Hat Enterprise Linuxバージョン 6、7、8、9 および Oracle Linux バージョン 8、9 用の公式Zabbix 6.4パッケージは、ダウンロードで入手できます。
Red Hat Enterprise Linuxシステム用のZabbixパッケージは、RHELシステムのみを対象としています。 Red Hat Universal Base Image などの代替環境には、正常にインストールするために必要な依存関係やリポジトリアクセス要件が不足している可能性があります。 このような問題に対処するには、パッケージからZabbixのインストールを続行する前に、ターゲット環境との互換性を検証し、必要なリポジトリと依存関係へのアクセスを確認します。 詳細については、既知の問題を参照してください。
パッケージは以下で利用可能です:
Zabbixエージェント、Zabbix get および Zabbix senderユーティリティの個別のパッケージがRHEL 6、7、8、9で利用可能であることに注意してください。 同じパッケージを使用して、ZabbixコンポーネントをAlma LinuxおよびRocky Linuxにインストールできます。
Zabbix公式リポジトリでは、fping、iksemel、libssh2パッケージも提供しています。 これらのパッケージは、non-supportedというディレクトリにあります。
EL9用のEPELリポジトリは、Zabbixパッケージも提供しています。 公式ZabbixリポジトリとEPELリポジトリの両方がインストールされている場合は、/etc/yum.repos.d/
の下のEPELリポジトリ設定ファイルに次の句を追加して、EPEL内のZabbixパッケージを除外しなければなりません。
インストール方法については、ダウンロードページのプラットフォームごとの情報を参照してください。
Zabbixエージェントをrootユーザーで実行したい場合は、rootユーザーでのエージェントの実行を参照してください。
定期レポートの生成に使用されるZabbix Webサービスプロセスには、Google Chromeブラウザが必要です。Google Chromeブラウザはパッケージに含まれていないので、手動でインストールする必要があります。
TimescaleDBでは、PostgreSQLでのインポートコマンドに加えて次のコマンドも実行します。
TimescaleDBはZabbixサーバーでのみサポートされています。
Zabbixはソケットベースのプロセス間通信を使用します。SELinuxが有効なシステムでは、ZabbixがSocketDirディレクトリにUNIXドメインソケットを作成/使用するためのSELinuxのルールの追加が必要となる場合があります。現在、ソケットファイルは、サーバー(alerter、preprocessing、IPMI)とプロキシ(IPMI)で使用されています。ソケットファイルは永続的であり、プロセスの実行中には常に存在します。
SELinuxをenforcingモードで有効にした場合、次のコマンドを実行してZabbixのWebインターフェースとサーバー間の通信を有効にする必要があります。
RHEL 7以降:
ネットワーク経由でデータベースにアクセスする場合 (PostgreSQLの場合は'localhost'にアクセスする場合も含む) は、ZabbixのWebインターフェースもデータベースにアクセスできるようにする必要があります。
RHEL 7より前:
WebインターフェースとSELinuxの設定変更後には、Apache Webサーバーを再起動してください。
さらにZabbixでは、RHEL 7、RHEL 8およびRHEL 9用のソースRPMパッケージの一部としてzabbix-selinux-policyパッケージを提供しています。このパッケージは、SELinuxの基本的なデフォルトポリシーを提供し、Zabbixの各コンポーネントがソケットを作成して使用できるようにし、httpdからPostgreSQLにアクセス(Webインターフェースで使用)できるようにするものです。
ソースzabbix_policy.teファイルには次のルールが含まれています。
module zabbix_policy 1.2;
require {
type zabbix_t;
type zabbix_port_t;
type zabbix_var_run_t;
type postgresql_port_t;
type httpd_t;
class tcp_socket name_connect;
class sock_file { create unlink };
class unix_stream_socket connectto;
}
#============= zabbix_t ==============
allow zabbix_t self:unix_stream_socket connectto;
allow zabbix_t zabbix_port_t:tcp_socket name_connect;
allow zabbix_t zabbix_var_run_t:sock_file create;
allow zabbix_t zabbix_var_run_t:sock_file unlink;
allow httpd_t zabbix_port_t:tcp_socket name_connect;
#============= httpd_t ==============
allow httpd_t postgresql_port_t:tcp_socket name_connect;
このパッケージは、構成の複雑さを理由にユーザーがSELinuxをオフにしてしまうことがないようにするために作成されました。 これには、Zabbixの導入と設定を高速化するのに十分なデフォルトのポリシーが含まれています。 セキュリティレベルを最大限に高めるには、SELinuxの設定をカスタマイズすることをお勧めします。
必要なリポジトリ情報が追加されていれば、以下を実行することでZabbixプロキシをインストールすることができます。
PostgreSQLを使用する場合はコマンドの'mysql'を'pgsql'に、SQLite3 (プロキシのみ)を使用する場合は'sqlite3'に置き換えてください。
パッケージ'zabbix-sql-scripts'には、ZabbixサーバーとZabbixプロキシの両方でサポートされているすべてのデータベース管理システムのデータベーススキーマが含まれており、データのインポートに使用されます。
Zabbixプロキシ用のデータベースは分けて作成します。
ZabbixサーバーとZabbixプロキシは、同じデータベースを使用することができません。両者を同じホスト上にインストールする場合は、プロキシ用のデータベースは別の名前である必要があります。
初期スキーマをインポートします。
PostgreSQL (またはSQLite) を使用したプロキシの場合:
cat /usr/share/zabbix-sql-scripts/postgresql/proxy.sql | sudo -u zabbix psql zabbix
cat /usr/share/zabbix-sql-scripts/sqlite3/proxy.sql | sqlite3 zabbix.db
Zabbixプロキシ設定ファイル(/etc/zabbix/zabbix_proxy.conf
)を編集します。
Zabbixプロキシ用のDBNameは、Zabbixサーバーとは別のデータベースを使用します。
MySQLの場合は、DBPasswordにZabbixデータベースパスワードを使用します。 PostgreSQLの場合は、PostgreSQLユーザーのパスワードを使用します。
PostgreSQLでは、DBHost=
を使用します。デフォルト設定のDBHost=localhost
(またはIPアドレス)を使用したい場合、PostgreSQLがZabbixへの接続にネットワーク ソケットを使用することになります。 手順についてはSELinuxの設定を参照してください。
Zabbixプロキシプロセスを起動し、システムブート時に起動させるためには以下を実行します。
Zabbixプロキシは、Webインターフェースを持ちません。Zabbixサーバーとのみ通信を行います。
JMXアプリケーションを監視したいときには、Javaゲートウェイをインストールすることが必要です。 Javaゲートウェイは軽量で、データベースを必要としません。
必要なリポジトリが追加されていたら、以下のように実行することでZabbix Javaゲートウェイをインストールすることができます:
Javaゲートウェイの設定の実行の詳細については設定を参照してください。
Debuginfoパッケージは、現在、RHELのバージョン 7、6で利用可能です。
debuginfoリポジトリを有効にするには、/etc/yum.repos.d/zabbix.repoファイルを編集します。zabbix-debuginfoリポジトリのenabled=0
をenabled=1
に変更します。
[zabbix-debuginfo]
name=Zabbix Official Repository debuginfo - $basearch
baseurl=http://repo.zabbix.com/zabbix/6.4/rhel/7/$basearch/debuginfo/
enabled=0
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-ZABBIX-A14FE591
gpgcheck=1
これによってzabbix-debuginfoパッケージをインストールすることができます。
このパッケージには、すべてのZabbixコンポーネントのデバッグ情報が含まれています。