5 PKGでMacOSエージェントのインストール

概要

Zabbix Mac OSエージェントは、ダウンロードで入手可能なPKGインストーラーパッケージからインストールできます。 暗号化ありまたは暗号化なしのバージョンが利用可能です。

エージェントのインストール

エージェントはグラフィカルユーザーインターフェース、またはコマンドラインからインストールできます。 次に例を示します。

sudo installer -pkg zabbix_agent-6.4.0-macos-amd64-openssl.pkg -target /

コマンドでは正しいZabbixパッケージバージョンを指定していることを確認してください。 ダウンロードしたパッケージの名前と一致する必要があります。

エージェント実行

エージェントは、インストールまたは再起動後に自動的に開始されます。

必要に応じて設定ファイル/usr/local/etc/zabbix/zabbix_agentd.conf を編集してください。

エージェントを手動で開始するには、次のコマンドを実行します。

sudo launchctl start com.zabbix.zabbix_agentd

エージェントを手動で停止するには、次のコマンドを実行します。

sudo launchctl stop com.zabbix.zabbix_agentd

アップグレード時、既存の設定ファイルは上書きされません。 代わりに、新しいzabbix_agentd.conf.NEWファイルが作成され、必要に応じて既存の設定ファイルを確認および更新するために使用します。 設定ファイルを手動で変更した後は、忘れずにエージェントを再始動してください。

エージェントのトラブルシューティングと削除

このセクションでは、Zabbixエージェントのインストールのトラブルシューティングと削除に使用できる便利なコマンドをいくつか紹介します。

Zabbixエージェントが実行されているかの確認:

ps aux | grep zabbix_agentd

Zabbixエージェントがパッケージからインストールされているかの確認:

$ pkgutil --pkgs | grep zabbix
       com.zabbix.pkg.ZabbixAgent

インストーラーパッケージからインストールされたファイルの確認 (このビューには最初の/が表示されないことに注意してください):

$ pkgutil --only-files --files com.zabbix.pkg.ZabbixAgent
       Library/LaunchDaemons/com.zabbix.zabbix_agentd.plist
       usr/local/bin/zabbix_get
       usr/local/bin/zabbix_sender
       usr/local/etc/zabbix/zabbix_agentd/userparameter_examples.conf.NEW
       usr/local/etc/zabbix/zabbix_agentd/userparameter_mysql.conf.NEW
       usr/local/etc/zabbix/zabbix_agentd.conf.NEW
       usr/local/sbin/zabbix_agentd

launchctlで起動されたZabbixエージェントの停止:

sudo launchctl unload /Library/LaunchDaemons/com.zabbix.zabbix_agentd.plist

インストーラーパッケージでインストールされたファイル (設定とログ含む)の削除:

sudo rm -f /Library/LaunchDaemons/com.zabbix.zabbix_agentd.plist
       sudo rm -f /usr/local/sbin/zabbix_agentd
       sudo rm -f /usr/local/bin/zabbix_get
       sudo rm -f /usr/local/bin/zabbix_sender
       sudo rm -rf /usr/local/etc/zabbix
       sudo rm -rf /var/log/zabbix

Zabbixエージェントがインストールされていることを忘れさせる:

sudo pkgutil --forget com.zabbix.pkg.ZabbixAgent