手作業による設定の代替、あるいは既存のサーバのZabbix用への再利用に、Zabbixアプライアンスがダウンロード可能です。
Zabbix アプライアンスを開始するには、アプライアンスを起動して、ブラウザでDHCP越しに取得したIPを指定します。
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Zabbix アプライアンスのバージョンは、以下のOpenSUSEのバージョンに 基づいています。
Zabbix アプライアンスのバージョン OpenSUSE のバー | ョン |
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2.0.0 | 12.1 |
2.0.2 | |
2.0.3 | |
2.0.4 | 12.2* |
2.0.5 |
*当初の2.0.4アプライアンスのビルドはOpenSUSE 12.1でしたが、最新のビルドは、Open SUSE 12.2 になっています。
次の形式で使用可能です:
Zabbix アプライアンスは、MySQL上で設定・動作する Zabbix サーバを持っており、使用可能なフロントエンドもついています。
アプライアンスは SUSE Studioを使って構築されています。
ベースのOpenSUSEの設定がいくつか変更されてます。
デフォルトでは、Zabbix アプライアンスは、IPアドレスの取得にDHCPを使用します。固定IPアドレスを指定するには、次のようにします:
DNSを設定するには、 /etc/resolv.conf でネームサーバのエントリを追加します。それぞれのネームサーバを次のように各行に指定します:nameserver 192.168.1.2 そのかわりに、 ネットワーク設定を更新する yast 設定ユーティリティを使用するのでもかまいません。
デフォルトでは、Zabbix アプライアンスはシステムクロックとしてUTCを使用します。タイムゾーンを変更するには、/usr/share/zoneinfo から/etc/localtime へ、適切なファイルをコピーします。例えば:
Zabbix アプライアンスのセットアップには以下のパスワードがあります。
システム:
データベース:
Zabbix フロントエンド:
<note important>フロントエンドのパスワードを変更する場合は、[設定]→[ウェブ]で、ウェブ監視のパスワードの設定も更新することを忘れないようにしてください。 :::
データベースユーザーのパスワードを変更するには、次の場所で変更される必要があります。
Zabbix アプライアンスの live CD バージョンを実行している場合や、その他の理由で永続的なストレージを持っていない場合には、すべての設定と収集データが入っているデータベース全体のバックアップを作成することができます。
バックアップを作成するには、次を実行します:
これで、dbdump.bz2 のファイルを他のマシンに移動させることができます。
バックアップからリストアするには、バックアップをアプライアンスに移動させて、つぎを実行します:
リストアを実行している間は、必ず Zabbix サーバが 停止していることを確認してください。
フロントエンドへは、デフォルトでは以下のアドレスからのアクセスが許可されています:
ルート (/) は ウェブサーバの /zabbix にリダイレクトされているので、フロントエンドは、http://<host> と http://<host>/zabbix の両方でアクセス可能です。
これは、/etc/apache2/conf.d/zabbix.conf でカスタマイズ可能です。このファイルを編集した後は、ウェブサーバを再スタートする必要があります。そのためには、SSHを使用してroot ユーザーとしてログインし、次を実行します:
デフォルトでは、ポートは、22(SSH)と80(HTTP)の2つだけ開いています。例えば、Zabbix サーバと Zabbix エージェントのポートのような、追加のポートを開くには、SuSEfirewall2 ユーティリティで IPtables の ルールを編集します:
それから、ファイアウォール・ルールをリロードします。
Zabbix サーバは、次のサポートでコンパイルされています:
提供されている設定では、Zabbix サーバ 自身は、ローカルでインストールされた、基本のパラメータ用のエージェントによって監視されます。加えて、Zabbix フロントエンドは、ウェブ監視を使用して監視されます。
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ウェブフロントエンドの監視のログイン - これは、監査ログにたくさん登録可能です。
適切な init スクリプト が提供されています。Zabbix サーバを制御するには、次のスクリプトのうちのいずれかを使用します:
Zabbix エージェント・デーモン用のagentdを、Zabbixのサーバに置き換えます。
Zabbix アプライアンスでは、スケジュールにそって実行されるスクリプトが/var/lib/zabbix/bin に入っており、もしZabbix サーバが動作していなかったら再スタートをかけるスクリプトが crontabから10分毎に実行されます。 /var/log/zabbix/server_problems.log に、タイムスタンプ付きの障害情報とスタートしようとした記録をログとして残します。
Zabbix サーバの停止が必要な場合は、この crontab を不可にしてください。
<note warning>このステップのいずれかを試す前には、すべてのデータのバックアップを作成してください。 :::
Zabbix アプライアンス上の使用可能なディスクの空き容量は十分でない場合があります。その場合は、ディスクを拡張することが可能です。ディスクを拡張するには、まず使用している仮想環境のブロック・デバイスを拡張してから、次のステップにしたがいます:
パーティションサイズを変更するために、fdiskを開始します。 root として、次を実行します:
これで、sdaディスク上でfdiskが開始します。次に、以下のように入力して、セクターを切り替えます:
c と入力してDOSの互換性モードを不可にしないようにしてください。それを不可にしたまま進めると、パーティションに損傷を与えます。
その後、既存のパーティションを削除して、必要なサイズで新しいパーティションを作成します。多くの場合は、最大使用可能なサイズを割り当てて、バーチャルディスクとして使用可能にしたサイズまで、ファイルシステムを拡張します。これを行うには、fdisk プロンプト内で次のシーケンスを入力します:
swapなど、追加のパーティションに空きスペースをいくらか残しておきたい場合は、最後のセクターに、もう一つの値を入力します。完了したら、次を入力して変更を保存します:
(編集したパーティションが使用中の場合)バーチャルマシンを再起動します。再起動後、ファイルシステムのリサイズが行われます。
これで、ファイルシステムがパーティションサイズまで広がります。
Xen イメージの使用に関してさらに詳細な情報は、次のページを参照してください:
Xen サーバへのイメージの変換 Citrix XenserverでXenイメージを使用するには、ディスクイメージを変換する必要があります。これを行うには:
以上はBrian Radford blogからの指導です。
vmdk形式のイメージは、VMWare Player、Server 、Workstation 製品のディレクトリで使用可能です。ESX、ESXi、vSphere で使用するには、VMWare コンバータを使用して変換する必要があります。
ディスクイメージに関する情報は、http://en.opensuse.org/openSUSE:SUSE_Studio_Disc_Image_Howtos を参照してください。
Windowsのアーカイブ管理ソフトが、Zabbix アプライアンスのアーカイブの処理を間違うことがわかっています。オープンソースのツールである7-zipは使えます。
本ページは2013/05/07時点の原文を基にしておりますので、内容は必ずしも最新のものとは限りません。
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