サーバが監視を開始可能になった後は、アクティブな Zabbix エージェントの自動登録が可能です。自動登録によって、サーバ上で手動で設定をしなくても新しいホストを監視対象として追加できます。
前に認知されていないアクティブエージェントがチェックを求めたときに、自動登録がおこなわれます。
この機能は、新しいクラウドのノードの自動監視にとってとても便利です。クラウド環境で新しいノードをもつと同時に、Zabbix が自動的にそのホストのパフォーマンスと可用性のデータの収集を開始します。
アクティブエージェントの自動登録は、パッシブチェックで追加されたホストの監視もサポートしています。アクティブエージェントがチェックを求めたとき、自動登録をおこなうと、設定ファイルで定義された「ListenIP」または「ListenPort」設定のパラメータをもつことになり、これらはサーバに送信されます。(複数のIPアドレスが指定されている場合は、最初のものがサーバに送信されます。)
新しい自動登録ホストを追加したとき、サーバは受信したIPアドレスとポート番号をエージェントの設定に使用します。IPアドレスの値が1つも受信されない場合は、接続に使用されたアドレスが使用されます。ポート番号が1つも受信されない場合は、10050が使用されます。
アクティブエージェントの自動登録を設定するためには、エージェントの自動登録のアクションを設定し、必要なパラメータをそのエージェントの設定ファイル内に設定する必要があります。
ネットワークディスカバリの設定には、アクティブエージェントの自動登録は不要です。
[設定]→[アクション]を選択し、イベントソースとして[自動登録]を選択して[アクションの作成]をクリックします:
<note tip>自動登録されるホストが、アクティブな監視だけでサポートされそうな場合(Zabbix サーバからファイアーウォールの外にあるホストのような場合)、Template_Linux-active のように、そのホストにリンクする特定のテンプレートを作成したいと思われるかもしれません。 :::
Zabbix サーバが、エージェント設定ファイル(zabbix_agentd.conf)内で認識されていることを確認してください。
zabbix_agentd.confでホスト名を明確に定義していない場合、エージェントのある場所のシステムのホスト名がホストの名前づけに使用されます。Linuxでのシステムのホスト名は「hostname」コマンドを実行することによって取得できます。
設定ファイルに何らかの変更を加えた場合は、エージェントを再スタートしてください。
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