Zabbix では、障害のイベントはユーザーによって対応ができます。
障害イベントの通知を受け取ると、ユーザーはイベントの誘導でZabbix フロントエンドの障害対応の画面に移動して、障害を知ることができます。障害対応のとき、その障害について作業をしていること、あるいは、その他障害に関して言いたいことを、コメントとして入力できます。
そうすると、そのシステムの他のユーザーが同じ障害を見つけた場合に、それがすでに対応されているかどうか、それまでにコメントがあるかどうかをすぐに確認できます。
このようにして、複数のシステムユーザーによる障害解決のワークフローを、より協調的な方法で実行できます。
障害対応のステータスは、アクションのオペレーションを定義する時にも使用されます。例えば、しばらくの間、障害対応がされない場合にのみ、より上位の管理者に通知が送信されるといった定義が可能です。
[監視]→[イベント]を選択すると、障害対応のステータスが表示されます。
[コメントあり]の列には、それぞれの障害ごとに、対応がされていれば「Yes」、対応されていなければ「No」が表示されます。 「Yes」には、括弧内に、それまでにその障害に対してつけられたコメントの数を示す数字が表示されます。
「Yes」と「No」は両方ともリンクです。クリックすると、障害対応の画面に移動します。
障害対応をおこなうには、コメントを入力し、[コメントを入力して戻る] をクリックするか、単純に[障害対応コメント]をクリックします。[コメントを入力して戻る]をクリックすると、イベントの画面に戻ります。
その障害に対してそれまでにつけられたコメントがすべて、コメントエリアの上に表示されます。
[監視]→[イベント]を選択してイベントの時間をクリックすると、イベントの詳細の画面で障害対応の情報がすべて表示されます。
障害対応のステータスは、[監視]→[ダッシュボード]の[最新20件の障害]ブロックに表示されます。
障害対応のステータスは、[監視]→[トリガー]でも表示されます。障害対応のステータスは画面の検索のオプションでも使用されます。障害対応がされているトリガー、あるいは障害対応がされていないトリガーを検出することができます。
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