以下のプラットフォームでのネットワークインターフェイス・ディスカバリのサポートが追加されました。
監視ファイルシステムのディスカバリは、ファイルシステムの型と名前を返します。 以下のプラットフォームでの監視ファイルシステムのディスカバリのサポートが追加されました。
ファイルシステム名または型の正規表現による絞込みが可能です。
ホストのインベントリが自動的に設定可能になりました。インベントリが自動モードに設定されている場合は、 アイテムはどのインベントリ領域の値でも保存できる特性をもっています。
リモートプロキシによってウェブシナリオが監視可能です。 それによってさまざまな場所にあるウェブアプリケーションの監視が可能になります。
Zabbixは、1ホストで複数のインターフェースをサポートするようになりました。ホストプロパティの中で複数のインターフェースとホストの組み合わせを設定でき、複数のアイテムの型(Zabbixエージェント、SNMP、IPMIなど)に対してどの組み合わせをデフォルトとして使用するか指定できます。さらに、アイテムレベル上でインターフェースを再定義することができます。テンプレートが複数のインターフェースを定義したホストにリンクされているときは、その型のデフォルトのインターフェース(その時点でリストの最初のもの)が使用されます。1つのインターフェース上では1つのアイテムだけが監視されます。
どのアイテムでも使用されているインターフェースは削除できず、「削除」のリンクはグレーアウト表示されます。
いずれかのポート領域でユーザーマクロといっしょに使用すると、柔軟でパワフルな複数のホームのホストの監視方法となります。
SNMPアイテムに対しては、特定した場合には、アイテムレベルのポートがインターフェイスポートを上書きします。
アイテムに対するインターフェースは、アイテムのプロパティで選択できます。アイテムプロパティ内とアイテムの一括更新フォーム内の両方で、インターフェースはタイプごとにグループ化されています。
追加のソフトウェアの導入をしないでJMXを監視する機能が、Javaゲートウェイのフォームに導入されました。
新しいマクロ ({HOST.HOST}, {HOST.NAME}, {HOST.IP})で、UTF8サポートによるホスト名の可視化が実装されました: {IPADDRESS}, {HOSTNAME} は推奨されません。
Zabbixの画面のデザインが新しくなりました。ログインページ、表形式の表示、設定ウィザード、初期設定のトリガーの簡素な色など、すべてが新しいデザインです。
特に小さい画面で、よりユーザーフレンドリーになるよう、画面が変更されました。前バージョンまでは多くのページで横方向にスクロールしなければなりませんでしたが、今回レイアウトの改善とタブインターフェイスのおかげで画面にフィットしています。
以下のページが再作成されました:
マイクロソフトのインターネット・エクスプローラ6は今後サポートされません。また、IE7のサポートも終了しました。
Zabbixのインターフェースがサポート外の古いブラウザを見つけた場合は、警告ページを表示します。そのページは、複数の新しいバージョンのブラウザのダウンロードページへリンクしています。しかし、ユーザーはZabbixのインターフェースへのアクセスはブロックされません-警告ページ右下の角のリンクからZabbixのインターフェースにアクセスできます。
インターフェース の複数のセクションのパフォーマンスが向上しています。例えば:
Zabbix2.0用に全くネットワークアイコンが提供され、いくつかの新しいアイコンも導入されました。 アイコンの一覧
前バージョンまでは、Zabbixインターフェース内での要素の範囲選択は直感的ではありませんでした - 範囲のはじめと終わりの両方で[Ctrl]キーを押さなければなりませんでした。2.0からは、範囲選択は多くの他のソフトウェアと同じようにできます。範囲選択のはじまりでチェックボックスをクリックし、[Shift]キーを押しながら範囲の終わりでチェックボックスをクリックするだけです。選択と、選択の解除が同じ方法でできます。(最初のクリックから選択できます)
ダッシュボードの要素が、好きな場所にドラッグ&ドロップすることで自由にレイアウトできるようになりました。要素は3列まで配置できます。
インターフェースの翻訳は、gettextで管理されるようになりました。つまり、PootleやPoedit、Virtaalのような標準的なツールでZabbixの画面を翻訳できるようになったということです。また、これで小さな翻訳の組織で作業できるようになり、コラボレーションの可能性を向上させることになります。
ネットワークマップは、URLの操作に関していくつか改善されています。
** 図の要素に対して複数のURL **
以前のZabbixのバージョンでは、ネットワークマップの各要素に対しては、1つのURLだけが追加できていました。今回は、複数のURLが追加でき、またそれぞれにラベルを付けることができます。これは2つのレベルで可能です:
例えば、ここでは、要素(ホスト)レベルに2つのURLが定義されています。
図のレベルでは、URLはすべてのタイプの要素に定義できます。ここでは、それぞれの利用可能な要素にURLが定義されています:
もちろん、同一のタイプの要素に複数のURLを追加することも可能です。
これら複数のURLが設定されたときは、マップの要素で[監視]セクションをクリックすると、ポップアップメニューで名前の一覧を表示します。要素がそれ自身のURLを持っていて、かつその型にマップレベルのURLが定義されている場合は、同じメニューの中にあわせて表示されます:
既存のマクロから、map URLsのマクロの中で{TRIGGER.ID}が使用可能です。
さらに、要素の[URL]フィールドで使用できるマクロが新たに3つ追加されました。
** グリッド選択の保存 **
前バージョンでは、グリッドを表示するか整列させるかといったマップのグリッドのオプションは、マップの設定フォームが閉じられた後で破棄されていました。2.0.0からは、選択されたグリッドのオプションは、それぞれのマップごとに、個別に保存されるようになりました。
** 図の要素のタイプごとにラベルの型を設定 **
前バージョンでは、マップの中のすべての要素に対してラベルのタイプを選択できました。2.0.0からは、それぞれのマップごとに「拡張ラベル」機能を利用可能になり、イメージ、トリガー、ホスト、ホストグループ、マップ、といった要素のタイプごとに要素ラベルを選択できます。
** ホストグループからのホストの表示 **
ホストグループの要素では、グループ内のすべてのホストを表示することが指定できるようになりました。この場合、ホストが配置されている領域を指定できます。
** アイコンのマッピング **
ホスト型のマップの要素に対するアイコンの自動選択が追加されました。ホストのインベントリ領域からの値を利用して、図の要素に対してアイコンを選択します。
アイコンのマッピングは、[管理]→[一般]→[アイコンマップ]で設定できます。それぞれのアイコンマップは、独自の名前とデフォルトのアイコンと、マッピングの一覧をもっています。各マッピングは、マッチングの順番、マッチングの表現(PCRE正規表現 または Zabbix表現)、アイコンとインベントリ領域への参照の情報をもっています。アイコンマップはマップ設定フォーム内のマップに割り当てることができ、図の要素レベルで上書きされます。
どのアイコンを使用するかを決めるとき、指定したインベントリ領域に対して、正規表現が適合されます。どのマッピングが試されるかの順番は、適合順位によります。
** ドラッグによる要素の選択 **
マップ設定ビューの中で四角くドラッグして全ての要素を一度に選択できるようになりました。
** 選択されたリンクのハイライト表示 **
選択されたマップのリンクは、リンクの一覧内でハイライト表示されるようになりました。
** 変更された要素のハイライト表示 **
四角の塗りつぶしのかわりに、要素の選択は太い下線のハイライト表示で示されるようになりました。
** 要素のプロパティウィンドウの変更 **
マップの要素のプロパティウィンドウが変更されました。
トリガーの深刻度の名前と色は、[管理]→[一般]→[トリガー]の重さ で簡単にカスタマイズ可能になりました。
インターフェースでのトリガーの表示方法は、[管理]→[一般]→[トリガー表示オプション]でカスタマイズできるようになりました。OK/障害と、通知/非通知の両方がカスタマイズ可能です。
さらに、include/defines.inc.phpファイルを変更するかわりに、インターフェース内で、状態の変更後どのくらい後にOKのトリガーを表示して、どれくらいの時間ブリンクさせるかを設定できるようになりました。
収集したインベントリデータを使ってホストに関するレポートをする機能が、[監視]→[インベントリビュー]に追加されました。
[監視]→[イベント]のページの右上の角のボタンを使って、イベントがCSVファイルにエクスポートできるようになりました。
その時点で見えるイベントだけがエクスポートされます。
** ユーザーが実行可能なスクリプトの確認 **
インターフェース上の[管理]→[スクリプト]で設定可能なユーザースクリプトは、実行前に確認メッセージを表示できるようになりました。管理者によって独自の確認メッセージが入力できます。この機能は、リブートのスクリプトのように危険なことが起こりえる操作や、時間がかかるかもしれない操作を実行する場合に、特に便利です。
確認は、設定フォーム内でテストできます。その場合、実行ボタンは無効です。
** スクリプトの型の指定機能 **
以前は、ユーザースクリプトがIPMIコマンドでなければならない場合、IPMIのシンタックス<command>に続けなければなりませんでした。Zabbix2.0からは、スクリプト編集フォームの中でそれはオプションになっています。
** Zabbixエージェント上でのスクリプト実行機能 **
Zabbix2.0以前は、ユーザースクリプトはZabbixサーバー上でのみ実行可能でした。2.0からは、その代わりに、エージェント上での実行が設定可能になりました。この機能を有効にするためには、エージェントがリモートコマンドを許可するように設定する必要があります。
** メディアタイプを使用しているアクションの表示 **
メディアタイプの設定画面で、そのメディアタイプ(ドロップダウンでSend onlyで選択されたもの)を直接参照しているアクションを表示し、アクセスすることが可能になりました。その列でソートするときは、エントリは、参照されているかどうかによってソートされるのみで、メディアタイプを参照しているアクションはソート順に影響しません。このページからアクション設定フォームに直接行くことも可能です。
** メディアタイプの有効化と無効化 **
たくさんのアイテムが追加されているグラフでは凡例がかなり大きくなります。また、他にも凡例を非表示にしたい理由があるでしょう。Zabbix2.0.0からは、チェックボックスをチェックするだけで、カスタムグラフに対して凡例の非表示が可能になりました。
マウスのロールオーバー時に現れる追加情報のポップアップが、モバイルデバイスのような小さな画面でもよりよくフィットするようにデザインされています。
監視は、マウスオーバー(とツールチップ)で80~100%が見えます。sla値を並べ替え、小数点でそろえられ、グラフ「表示」リンクが削除されてバー上にあり、予想されるslaが緑でなく黒で表示される、など表示が向上しています。
複数のサービスの依存関係を選択できます。
スクリーンはテンプレートで定義できます。テンプレートにリンクされているすべてのホストに対して定義可能です。どこででも、ホストのポップアップメニューや検索結果からもからアクセス可能です。
スクリーン内の、ホストまたはホストグループによるトリガー要素は、ホスト名または日付で簡潔にソートされるようになりました。
https://support.zabbix.com/browse/ZBXNEXT-746
監視セクションでは、このソートは表示だけで変更はできません。さらに、監視セクションでは、すべてのトリガー要素を表示できない場合は、見えるトリガーの数を表示します。
前バージョンでは、PHPのオプションのmax_max_upload_filesize limitを超えた場合、いくつかのアップロードの失敗が発生した理由をデバッグするのは容易ではありませんでした。今回は、大きすぎるXMLファイルや画像ファイルがアップロードされようとしたときにはZabbixが警告を表示します。
設定ウィザードの設定条件のステップに関して、推奨のカラムは削除されました。さらに、正確な設定パラメータを必要とするような、失敗したPHPの設定は、エラーメッセージに表示されるようになりました。
より適切な文字が使用され、見た目がよくなり、2番目と8番目のステップが削除されました。
トリガー設定のヘルパーは、今後はtrigger関数の last() に対して秒単位のパラメータの設定ができなくなりました。
検索結果のページでは、個別のブロックが配置されていました。今回からはそれらを折りたたんだり広げたりできるようになりました。
[監視]→[イベント]、[イベント詳細]、[監視]→[オーバービュー]のページに、ホストのポップアップメニューが追加されました。[監視]→[オーバービュー]では、ホストが左側の再度画面に表示されている場合にのみこのメニューが有効になります。
バージョン2.0では、デフォルトではマクロの拡張が切られていて、それを有効にするか無効にするかを設定するマップ設定の画面用の新しいオプションが導入されました。多くのマクロを活用するマップでは、マクロの拡張を切ることが、パフォーマンスに非常に有効に働きます。
インターフェースのデバッグ機能では、SQLのクエリの書式がわかりやすく改善されました。
トリガーの依存関係が1つも追加されていない場合で、かつトリガーの一括更新でコントロールチェックボックスがチェックされている場合は、選択されたトリガーに対するすべての依存関係が削除されるようになりました。
…そして、「説明」は「名前」になりました。 マクロ {ITEM.DESCRIPTION} と {ITEM.KEY}が追加になりました。
system.localtimeキーは、以下のパラメータをサポートするようになりました:
net.tcp.dns と net.tcp.dns.query は、それぞれnet.dns と net.dns.recordに名前が変更されました。古いシンタックスは依然エイリアスとしてサポートされています。また、これらはWindows上でもサポートされるようになりました。
追加機能:
net.tcp.service とnet.tcp.service.perfは、httpsとtelnetをサポートするようになしました。
Solaris上のsystem.cpu.utilは、他のパラメータと統合されました - 「kernel」パラメータは「system」に変更され、「wait」パラメータは「iowait」に変更されました。
system.cpu.num は、OSXをサポートするようになりました。
system.cpu.loadは、第一パラメータとして「percpu」を受け付けます - 指定された場合は、オンラインのCPUの数によって分断された全体のロードが返ってきます。(デフォルトはまだallのままで、通常のロード値が返ります)
vm.memory.size は、さまざまなプラットフォーム用により多くのモードをサポートするようになりました。詳細は、プラットフォームごとのサポート状況とvm.memory.size パラメータのページをご覧ください。
log[]、logrt[]、eventlog[]内での古いデータの処理の抑制がオプションとして追加されました。 追加されたパラメータmodeは、次の制御をおこないます:
シンプルチェックの形式が変更されました。シンプルチェックでのIPアドレスの使用の可能性が追加されました。アップグレードの処理によって既存のシンプルチェックはすべて変換されます。
ユーザーパラメータ、外部チェック他、テキスト(文字、ログ、テキスト情報)を返すアイテムの型は、空の文字列を使用してかまいません。空の文字列は有効値として受け付けられます。以前は、ユーザーパラメータあるいは外部チェックから返された空の値は、サポートされていないアイテムとして扱われ、他のアイテムタイプに対してはZabbixサーバによって無視されていました。
外部チェックパラメータの操作が変更されました。前バージョンでは、パラメータは1つだけが受け付けられていました。Zabbix2.0からは、キーのシンタックスが、アイテムの他のタイプに適合し、カンマで区切られた複数のパラメータが通ります。
さらに、外部チェック用にハードコードされた第一パラメータ {HOST.CONN}は削除され、外部チェックパラメータは完全にカスタマイズ可能になりました。アップグレードの処理で、すべての既存の外部チェックに対してこのマクロが第一パラメータとして追加されます。
外部のスクリプトの出力として複数行の値が保存されるようになりました。
統計アイテムは、時間のpostfixをサポートするようになりました。
以下は、自動的にインベントリのデータを収集するのに特に便利なアイテムです:
ステータスアイテムは、使用しづらく理解しづらかったので、削除されました。そのかわりに、新しい内部アイテムである zabbix[host,<type>,available] が追加されました。これは、Zabbix エージェント、SNMP、 IPMI、 JMXの状態ごとにホストの可用性を適切に監視することができ、可用/不可用/不明の値を返します。データベースのアップグレードの処理では、全ての既存の「ステータス」キーを変換せず、トリガーを新しいシンタックスに関連づけるので、手作業で既存のステータスを変換する必要があります。
前バージョンでサーバの起動時に読み込まれるだけだった複数の一般設定パラメータは設定キャッシュに保存されるようになりました。共通設定キャッシュが更新されるときに、これらもいっしょに更新されます。
「取得不可アイテムの更新間隔」は、Zabbixプロキシへの同期も可能になりました。
トリガーキャッシュが導入されました。現時点では、トリガーに関する以下の情報を保持します:
トリガーキャッシュは、設定のキャッシュの一部であり、他の部分と同時に同じ方法で更新されます。2.0.0へのアップグレードの際に使用する設定キャッシュが増加するかもしれないので、ご注意ください。特にZabbixインスタンスがたくさんのトリガーを持っている場合は増加します。
トリガーキャッシュは、運用パフォーマンスに関するトリガーを改善し、データベースへの負荷を低減させます。
Zabbix1.8では、個々のデーモンプロセス(例えば、Poller )はユーザーマクロをキャッシュして5分ごとにその情報を更新します。Zabbix2.0では、ユーザーマクロは一般設定のキャッシュに含まれ、CacheUpdateFrequency秒ごとに更新されます。
ヒストリ同期機能の作業量とエスカレータの処理は、エスカレーションの減少のために実行され、非常に多くのイベントを処理するときに、パフォーマンスを向上させることになります。
<note important>データベースファイルのインポートの順番が変更されました - data.sql の前に、イメージがインポートされます。 :::
アクティブエージェントの自動登録は、パッシブチェックで追加されたホストの監視をサポートするようになりました。アクティブエージェントがチェックを求めているときに、設定ファイル内にListenIPまたはListenPortの設定パラメータがあれば、サーバに次々に送信されます。複数のIPアドレスが指定されている場合は、最初のIPアドレスがサーバに送信されます。
ホストが新たに自動登録されたとき、サーバは受け取ったIPアドレスを使用してエージェントを構成するためにポートします。どのポート番号も受け取られていない場合は、10050が使用されます。どのIPアドレスも受け取られていない場合は、入ってくるコネクションに使用されているアドレスが使用されます。
アクティブなエージェントの自動登録の通知のために、以下の2つの新しいマクロもサポートされました:
ネットワークディスカバリとアクティブエージェントの自動登録では、ディスカバリがプロキシによって行われている場合、ZabbixサーバまたはZabbixプロキシから予約の検索をすることによって、ホストのDNSエントリがされるようになりました。
Zabbixが不明なイベントを扱う方法が再設計されました。前バージョンでは、[監視]→[イベント]セクション内で、イベントフローがOK→UNKOWN→OKの場合、連続するOKイベントに対して隠れた不明なイベントが表示されました。2.0.0からは、このような場合、最も古いOKイベントだけが表示されるようになります。ただし、複数の障害イベントを伴うトリガーは例外です - これらには、複数の連続するイベントが常に表示されます。
(サーバとフロントエンドの両方の側から、通知がどのように動作するか文書化されるべきである)
UNKNOWNのトリガーステータスは削除されました - 追加の不明なステータスを取得するかもしれないけれども、トリガーは常にOKステータスまたは障害ステータスの中にあります。このステータスは通知の目的のみに使用されます。
インターフェースのIPとDNSフィールドでは、次のマクロがサポートされます:
トリガー名では、次の追加のマクロがサポートされます:
2.0では、以下の場所でユーザーマクロが使用できるようになりました。
加えて、マクロ {TRIGGER.KEY<1-9>}は {ITEM.KEY<1-9>}という名前になりました。
今回、アイテム型が追加されました -ブール型です。テキスト表現を0か1かに変換します。すべての値は、大文字・小文字を区別しない方法で検索されます。TRUEは1として保存され、FALSEは0として保存されます。現時点で認識されている値は以下の通りです:
TRUE | FALSE |
---|---|
true | false |
t | f |
yes | no |
y | n |
up | down |
running | unused |
enabled | disabled |
available | unavailable |
また、0でない数値はいずれもTRUEと評価され、0はFALSEと評価されます。
ユーザーグループアクセスのプロパティ「API アクセス」は、削除されました。Zabbix 2.0からは、すべてのユーザーがAPIにフルアクセスできます。
いくつかの地域では「23:59」であり、他の地域では「24:00」でした。Zabbix2.0からは、これが統一され、真夜中は常に「24:00」で指定されるようになります。
以前は、Zabbixのホストには「通常」と「拡張」のプロファイルがありました。Zabbix2.0では、プロファイルは統合されて1つの「ホストインベントリ」となりました。
Zabbix2.0からは、エスカレーションが常に有効になり、無効にできなくなりました。デフォルトで“Trigger value = PROBLEM”が新しいアクションに追加されるので、障害の通知だけが送信されるようになります。これによってリカバリメッセージのチェックボックスの操作がより直感的な方法になります。このアクションの条件はユーザーによって削除可能です。
わかりにくいシンタックスの代わりに、型として IPMIを指定
カスタムグローバルスクリプトの実行
SSHとtelnetコマンドの実行
カスタムスクリプトに関して、Zabbixサーバ上またはエージェント上での実行機能を追加
2.0以前は、設定ファイルは /etc/zabbix にハードコードされていました。2.0からは、デフォルトが /usr/local/etcに変更され、コンパイル時のインストールの sysconfdir 変数の指定により決まります。(この変数はZabbix2.0以前では無視されます)
2.0以前は、外部スクリプトの場所は /etc/zabbix/externalscripts でした。2.0からは、この場所が /usr/local/share/zabbix/externalscripts に変更され、コンパイル時のインストール の datadir変数の指定により決まります。この場所は、設定パラメータ ExternalScripts を使用することによって、サーバとプロキシで変更可能です。
2.0以前は、アクションで使用される警告スクリプトのデフォルトの場所は /home/zabbix/bin でした。2.0からは、この場所が/usr/local/share/zabbix/alertscripts に変更され、コンパイル時のインストールのdatadir変数の指定により決まります。この場所は、設定パラメータAlertScriptsPathを使用することによって、サーバで変更可能です。
<note important>Zabbixのパッケージ版を使用しているユーザーには、場所はディストリビューションのポリシーに依存するので、次の情報は関係ありません。 :::
Zabbixをインストールするとき、次の設定ファイルが見つからない場合は生成されます。
/usr/local/etc がコンパイル時のインストールのsysconfdir変数の初期値です。
次のディレクトリがインクルードのために生成されます:
これらのディレクトリは“Include”ディレクトリとして自動的には操作されませんので、それらを適切な設定ファイルに設定する必要があります。
サーバまたはプロキシのインストール時には、次のディレクトリが生成されます:
サーバのインストール時には、次のディレクトリが生成されます:
/usr/local/share がコンパイル時のインストールのdatadir変数の初期値です。
取得不可なアイテムに関する情報は、Zabbixプロキシからサーバに継承されるようになりました。
Zabbixエージェントデーモンのパラメータである、ServerActive がシンプルになりました。Serverパラメータを上書きするかわりに、ServerActive は、アクティブチェックに使用されるたったひとつのパラメータとなりました。加えて、ServerPort パラメータが削除されました - ホストのポートはServerActiveのパラメータで指定されるようになります。
この変更に関する詳細は、このページの最後の「こちらも参照」セクションをご覧ください
DisableActive パラメータと DisablePassive パラメータを削除したことによって、Zabbixエージェントデーモンの設定がシンプルになりました。そのかわり、ServerActiveを指定しないと、アクティブアイテムの処理が何もされなくなり、StartAgents=0と指定すると、パッシブアイテムに入ってくるコネクションの処理が無効になります。
以前、Zabbixは2GB以上のファイルの監視は提供していませんでしたが、これはつじつまが合っていませんでした -プラットフォームやアイテムによって異なっていたのです。2.0からは、ログファイル監視のようなタスクやファイルサイズ監視などのすべてのコンポーネントの32ビットのシステムでも2GBを超えるファイルのサポートが可能になりました。詳細は 大きなファイルのサポートのセクションをご覧ください。
- バージョン2.0.0からはじまった、アクティブ/パッシブチェックのためのZabbixエージェント設定の違い
本ページは2013/04/23時点の原文を基にしておりますので、内容は必ずしも最新のものとは限りません。
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