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6 単位の記号

概要

大きな数字、たとえば1日を秒数で表現した「86400」のような数字を使用しなければいけないのは、困難で、しかもエラーが起こりやすくなるので、適切な単位の記号(またはサフィックス)を使用して、Zabbix トリガー条件式やアイテムキーをシンプルにします。

「86400」のかわりに単に「1d」と入力できます。乗数としてのサフィックスの機能です。

時間の単位のサフィックス

時間に対しては、以下のサフィックスが使用できます:

  • s - 秒(使用すると、生の値と同じ働きをします)
  • m - 分
  • h - 時間
  • d - 日
  • w - 週

時間の単位のサフィックスは、以下の中でサポートされています:

  1. トリガー条件式(定数と関数パラメータ)
  2. 内部アイテム zabbix[queue,<from>,<to>] のパラメータ
  3. 累計チェックの最後のパラメータ

プリフィクスの記号

Zabbix サーバとフロントエンドの両方の、表示とトリガー条件式内(定数と関数パラメータ)で、以下のプリフィクス記号がサポートされています:

  • K - キロ
  • M - メガ
  • G - ギガ
  • T - テラ

フロントエンドでBやBps以外のアイテム値が表示されるときは、10進数が使用されます(1K=1000)。それ以外はどこでも、2進数が適用されます(1K=1024)。

加えて、フロントエンドは以下の表示もサポートしています:

  • P - ペタ
  • E - エクサ
  • Z - ゼッタ
  • Y - ヨッタ

使用例

適切なサフィックスを使用することによって、トリガー条件式をより理解しやすく、メンテナンスしやすく書くことができます。例えば次の条件式:

{host:zabbix[proxy,zabbix_proxy,lastaccess]}>120
       {host:system.uptime[].last(0)}<86400
       {host:system.cpu.load.avg(600)}<10

は、以下のように変更できます:

{host:zabbix[proxy,zabbix_proxy,lastaccess]}>2m
       {host:system.uptime.last(0)}<1d
       {host:system.cpu.load.avg(10m)}<10

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