「API アクセス」プロパティのユーザーグループは削除されました。Zabbix2.0からは、すべてのユーザーがAPIにフルアクセス可能です。
include/defines.inc.php の TRIGGER_FALSE_PERIOD変数とTRIGGER_BLINK_PERIOD変数は削除されました。これらの設定は、[管理]→[一般]→[トリガー表示]オプションで設定可能になりました。
グラフのアイテムタイプである総計は削除されました。もしそのアイテムがある場合は、アップグレードプロシージャがそれを一般アイテムに変換します。
[設定]→[メンテナンス]内の「ステータス」列 での並べ替えが削除されました。[設定]→[ディスカバリ]内の「IP アドレスの範囲」と「間隔」での並べ替えも削除されました。
アップグレードの後で、すべてのロケーション(テーブル)での並び順がリセットされてデフォルトになります。
マップの中で[Shift]キーを押しながら複数の要素を選択する機能が削除されました。 Mac OSXでは、複数の要素は、[Command]ボタンを押しながら選択できるようになりました。
[管理]→[一般]でのドロップダウンの選択はもう記憶されません。
MySQLの2.0へのデータベースアップグレードは、正しいユニットを含むすべてのアイテムに対して、すべてのウェブ監視アイテムのユニットを修正するUPDATE ステートメントを実行します。これは影響はなく、いくつかUPDATEが追加されるだけです。
特にMySQLの大きなデータベースで、よりよいパフォーマンスを得るために、アップグレードの前にinnodb_buffer_pool_size を大きくしておくことを強くお奨めします。また、不要であれば binlog を不可にするか、binlog_cache_size を大きくします。
MySQLのデータベースのアップグレード中のエラー1436 (HY000): スレッドのスタックが超過しています - my.cnfのthread_stackを大きくしてください。 256Kあれば十分です。
2.0.0へのアップグレードによって、一般設定とトリガー情報を追加でキャッシュするようになったので、Zabbixサーバの設定が使用するキャッシュが増加する可能性があります。
/etc/zabbix→ /usr/local/etc (コンパイル時のsysconfdir変数のインストールによります)
/etc/zabbix/externalscripts → /usr/local/share/zabbix/externalscripts (コンパイル時のdatadir変数のインストールによります)
/home/zabbix/bin → /usr/local/share/zabbix/alertscripts (コンパイル時のdatadir変数のインストールによります)
/etc/zabbix/zabbix_server → /usr/local/etc/zabbix_server.conf.d /etc/zabbix/zabbix_proxy → /usr/local/etc/zabbix_proxy.conf.d /etc/zabbix/zabbix_agent → /usr/local/etc/zabbix_agent.conf.d /etc/zabbix/zabbix_agentd → /usr/local/etc/zabbix_agentd.conf.d
スキーマファイル sqlite.sqlは、sqlite3.sql に名前が変更されました。
イメージファイル images_pgsql.sql は、images_postgresql.sql に名前が変更されりました。
データベース作成ファイルは、database ディレクトリに移動しました。サポートするデータベースごとに1つのディレクトリが入ります。
configureスクリプトの--with-pgsql オプション は、--with-postgresql に変更されました。
misc/conf ディレクトリは、最上位のsourceディレクトリ内のconf 直下に移動しました。
net.tcp.dns と net.tcp.dns.query は、それぞれ、net.dns と net.dns.record に名前が変更されました。古いシンタックスは、エイリアスとしてサポートされています。
ユーザーパラメータや外部のチェックを含む、テキスト(文字、ログ、テキスト型の情報)を返すアイテムはすべて空白文字を返すことができるようになりました。 空の文字列に対してその戻り値を設定することもできます。
内部のアイテムである zabbix[log] は、削除されました。
外部のチェックパラメータの操作が変更されました。以前は、パラメータは1つだけ指定可能でした。Zabbix2.0からは、キーのシンタックスが他のタイプのアイテムに適合し、複数のカンマ区切りのパラメータが通るようになりました。
複数行の値が、外部チェックの出力に保存できるようになりました。
外部チェックのためにハードコードされた最初のパラメータ{HOST.CONN}は削除され、外部チェックのパラメータはすべてカスタマイズ可能になりました。アップグレードの処理で、すべての既存の外部チェックに対して、最初のパラメータとしてこのマクロが追加されます。
<note important>アップグレード後は、修正すべき変換エラーがないか、キーの中に複数のパラメータがあるすべての外部チェックを手作業で確認することをお奨めします。 :::
シンプルチェックの形式が変更されました。シンプルチェックの中でIPアドレスを使用することが可能になりました。データベースのアップグレードプロセスで、既存のシンプルチェックのキーはすべて新しいシンタックスに変換されます。
ステータスのアイテムが削除されました。かわりに、新しい内部アイテム - zabbix[host,agent,available] が追加されました。データベースのアップグレードプロセスでは、すべての既存の status キーと関連するトリガーは新しいシンタックスに変換されないので、手作業で変換する必要があります。
1.6や1.8の古いZabbix プロキシは、Zabbix 2.0サーバで使用できません;同様に、Zabbix 2.0のプロキシは、Zabbix 1.8 やそれ以前のサーバで使用できません。すべてのプロキシを、サーバーと同時にアップグレードする必要があります。
Zabbix 1.8のプロキシは、サーバデータベースがアップグレードされている最中もデータを収集し続けることができます。この場合は、新しいサーバを起動する前に、プロキシデータベースを変換する必要があります。いったんサーバとプロキシの両方がアップグレードされて起動されると、プロキシは収集して変換したすべての値をサーバに送信します。
サーバパラメータが変更されました。エントリーはアクティブチェックには使用されず、パッシブチェックにのみ使用されます。ServerActiveからのエントリーだけが、アクティブチェックに使用されます。
ServerPortパラメータは削除されました。設定ファイル内でそのパラメータが指定されたままだと、エージェントが起動しません。
DisableActiveパラメータ と DisablePassiveパラメータが削除されました。かわりに、ServerActiveを指定しなければ、いずれのアクティブなアイテムの処理も実行しません。StartAgents=0を指定することによって、パッシブアイテムに入ってくる接続の処理が不可になります。 設定ファイルでこれらのパラメータの指定が残っている場合、エージェントは起動しません。
こちらも参照: バージョン間の互換性
2.0へのアップブレード以前に、ホストがプロキシによる監視の対象に割り当てられており、かつ、ウェブシナリオがそのホストに適用されていた場合、そのウェブシナリオはZabbix サーバから実行されていました。アップグレード後は、そのウェブシナリオは動作しなくなる可能性があります。2.0へのアップグレード後は、このホストが割り当てられているプロキシが、ウェブ監視サポートとともにコンパイルされ、ウェブサイトにアクセスできるようになり、そのウェブシナリオの中で使用されるようになります。
{IPADDRESS}マクロは使用されなくなりました。{HOST.IP}を使用してください。
「ホストプロファイル」は「ホストインベントリ」に名前が変更されました。また、新しいホストインベントリのマクロ{INVENTORY.*}が導入されました。マクロ{PROFILE.*}は依然としてサポートされていますが、それらを{INVENTORY.*} に変更することを強くお奨めします。詳細はこのページをご覧ください。
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