ITサービスは、インフラストラクチャを上位レベル(ビジネス)の視点で監視する必要があるユーザを対象としています。このようなユーザが必要としているのは、ディスク容量不足やプロセッサロードアベレージが高すぎるといった下位レベルの細かい項目ではなく、自社のIT部門が提供するサービスの可用性に関する情報です。その他にも、ITインフラストラクチャの弱点、各種のITサービスのSLA、既存のITインフラストラクチャの構造など、必要とされる上位レベルの情報は多岐に渡ります。
ZabbixのITサービスを使用すると、これらの情報を全て入手できます。
ITサービスは監視データを階層的に表現します。
非常に単純化したITサービス構造の例を以下に示します。
IT Service | |-Workstations | | | |-Workstation1 | | | |-Workstation2 | |-Servers
階層構造の各ノードには、ステータスが割り当てられます。ステータスは、選択したアルゴリズムに基づいて計算され、上位レベルに伝達されます。トリガーは、ITサービスの最下位レベルに位置します。[作成中...]
<note warning>1.8.1を含むバージョンまでのZabbixでは、深刻度が未分類と情報のトリガーによってSLA計算が影響を受けることはありません。 :::