Zabbixユーザは、ウェブベースのウェブインタフェース経由でZabbixアプリケーションにアクセスします。各ユーザには一意なログイン名とパスワードが割り当てられます。ユーザパスワードは全て暗号化され、Zabbixデータベースに保存されます。ZABBIXのユーザIDとパスワードを使用してUNIXに直接ログインすることはできません。そのためには、ZABBIXのユーザIDとパスワードでログインできるようにUNIXで設定しておく必要があります。ウェブサーバとユーザが使用するブラウザの間の通信は、SSLで保護することが可能です。
メニューからスクリーンにアクセスするためのパーミッションは、ユーザごとに設定できます。デフォルトでは、Zabbixに登録した直後のユーザには、スクリーンに対する権限は一切付与されていません。
ユーザが30分間何も操作しないと、自動的に切断されます。
Zabbixで採用されているユーザ権限スキーマは柔軟性に優れ、単独のZabbixインストール内または分散環境におけるユーザ権限を効率的に管理できます。
パーミッションは、ホストグループレベルでユーザグループに対して付与されます。
Zabbixでは、様々な種類のユーザがサポートされ、種類別にユーザに付与する管理機能をコントロールします。
ユーザの種類を使用して、管理機能へのアクセスを定義したり、デフォルトパーミッションを指定します。
ユーザの種類 説明 | |
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Zabbixユーザ この | 類のユーザは[監視データ]メニューにアクセスできます。デフォルトでは、リソースに対するアクセス権は付与されていません。ホストグループに対する権限は、明示的に割り当てる必要があります。 |
Zabbix管理者 この | 類のユーザは[監視データ]メニューと[設定]メニューにアクセスできます。デフォルトでは、ホストグループに対するアクセス権は付与されていません。ホストグループに対するパーミッションは、明示的に指定する必要があります。 |
Zabbix特権管理者 この種類 | ユーザは[監視データ]、[設定]、および[管理]の全てのメニューにアクセスできます。全てのホストグループに対して読み書き可能なアクセス権が付与されています。特定のホストグループへのアクセスを拒否することで権限を無効にすることはできません。 |