ここでは、ローカルネットワークの192.168.1.1~192.168.1.255の範囲のIPアドレスをチェックするネットワークディスカバリを設定する手順について説明します。このシナリオでは、以下の設定を行います。
IPアドレスの範囲に対するネットワークディスカバリルールの定義
Zabbixは、Zabbixエージェントに接続してsystem.unameキーから値を取得することによって、192.168.1.1~192.168.1.255の範囲のIPアドレスのホストの検出を試みます。エージェントから受信した値を使用して、オペレーティングシステムごとに異なるアクションを適用できます。たとえば、WindowsマシンはWindows_Templateに、LinuxマシンはLinux_Templateに、それぞれリンクします。
ルールは10分(600秒)間隔で実行されます。
ルールを追加すると、自動的にディスカバリが開始され、チェック結果に応じて指定されたアクションを実行するためのディスカバリイベントが生成されます。
新たに検出されたLinuxサーバを追加するアクションの定義
このアクションは以下のコンディションが成立する場合に有効になります。
アクションによって以下のオペレーションが実行されます。
新たに検出されたWindowsサーバを追加するアクションの定義
動作していないサーバを削除するアクションの定義
サービス「Zabbixエージェント」が24時間(86400秒)以上停止している場合、該当するサーバは削除されます。