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4 ウェブステップ

ステップとは、簡単に言えば1つのHTTP要求のことです。ステップの実行順序はあらかじめ指定しておきます。

パラメータ 説明
名前 ップの名前。
例: Login
URL URL
例: www.zabbix.com
Post HTTP POST変数(存在する場合に指定)。
例:
id=2345&userid={user}
{user}がウェブシナリオのマクロとして定義されている場合、ステップ実行時にその値で置き換えられます。
置き換えられた情報がそのまま送信されます。
タイムアウト ステップは ここで指定した時間(秒単位)以内に完了する必要があります。実際には、このパラメータが定義するのは、URLへの接続にかかる最大時間およびHTTP要求の処理にかかる最大時間です。したがって、ZABBIXは1つのステップでここで指定した時間の2倍の秒数以内に処理を完了する必要があります。例: 15
要求文字列 文字列( osix形式の正規表現で指定)は取得したコンテンツ内に含まれている必要があります。
含まれない場合、このステップは失敗します。何も指定しない場合、このステップは常に成功します。
例: Homepage of Zabbix
ステータスコード 成功とみなすH TPステータスコードのリストを指定します。リストに含まれていないステータスコードが返された場合、このステップは失敗します。
何も指定しない場合、このステップは常に成功します。
例: 200、210

ステップを作成すると、以下の監視用アイテムが自動的に追加され、選択したアプリケーションにリンクされます。「Scenario」と「Step」はそれぞれ、実際のシナリオ名とステップ名で置き換えられます。

アイテム 説明
Download speed for step 'Step' of scenario 'Scenario' ステップのダウンロード速度(1秒あたりのバイト数)に関する情報を収集するアイテムです。アイテムのキー: web.test.in[Scenario,Step,bps]
データ型: float
Response time for step 'Step' of scenario 'Scenario' ステップの応答時間(秒単位)に関する情報を収集するアイテムです。
アイテムのキー: web.test.time[Scenario,Step]
データ型: float
Response code for step 'Step' of scenario 'Scenario' ステップの応答コードを収集するアイテムです。
アイテムのキー: web.test.rspcode[Scenario,Step]
データ型: integer

上記のアイテムは、トリガーの作成および通知コンディションの定義に使用できます。

例1

ZABBIX GUIのログインに時間がかかりすぎることを検出するトリガー

トリガー条件式を次のように設定します:

{zabbix: web.test.time[ZABBIX GUI,Login]}.last(0)>3