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7 zabbix_getコマンド
概要
zabbix_getコマンドは、Zabbixエージェントと通信して、エージェントから必要な情報を取得するために使用できるコマンドラインユーティリティです。
このユーティリティは通常、Zabbixエージェントのトラブルシューティングに使用されます。
参照: zabbix_utils - Zabbix senderのように動作する機能が組み込まれたPythonライブラリ
Zabbix getの実行
UNIXでZabbix getを実行して、エージェントからプロセッサ負荷値を取得する例:
Zabbix getを実行して、Webサイトから文字列をキャプチャする例:
cd bin
./zabbix_get -s 192.168.1.1 -p 10050 -k "web.page.regexp[www.example.com,,,\"USA: ([a-zA-Z0-9.-]+)\",,\1]"このアイテムキーにはスペースが含まれているため、シェルにアイテムキーを引き渡すのにコーテーションが使用されていることに注意してください。コーテーションはアイテムキーの一部ではなく、シェルによってトリミングされ、Zabbixエージェントには渡されません。
アイテムキーがサポートされていない場合、Zabbix getは終了コード1を返します。
Zabbix getは、次のコマンドラインパラメーターを受け入れます。
-s --host <host name or IP> ホスト名またはホストのIPアドレスを指定します
-p --port <port number> ホスト上で動作しているエージェントのポート番号を指定します (デフォルト: 10050)
-I --source-address <IP address> ソースのIPアドレスを指定します
-t --timeout <seconds> タイムアウトを指定します。有効な範囲: 1~30秒 (デフォルト: 30秒)
-k --key <item key> 値を取得したいアイテムのキーを指定します
-P --protocol <value> エージェントとの通信に使用されるプロトコル。値:
auto - JSONプロトコルを使用して接続し、平文プロトコルでフォールバックと再試行します (デフォルト)
json - JSONプロトコルを使用して接続します
plaintext - アイテムキーのみが送信される平文プロトコルを使用して接続します (6.4.x以前のリリース)
-h --help ヘルプを表示します
-V --version バージョン番号を表示します
--tls-connect <value> エージェントに接続する方法。値:
unencrypted - 暗号化せずに接続する (デフォルト)
psk - TLSと事前共有キーを使用して接続する
cert - TLSと証明書を使用して接続する
--tls-ca-file <CA file> ピア証明書検証用のトップレベルCA証明書を含むファイルのフルパス名
--tls-crl-file <CRL file> 取り消された証明書を含むファイルのフルパス名
--tls-agent-cert-issuer <cert issuer> 許可されたエージェント証明書発行者
--tls-agent-cert-subject <cert subject> 許可されたエージェント証明書の件名
--tls-cert-file <cert file> 証明書または証明書チェーンを含むファイルのフルパス名
--tls-key-file <key file> 秘密キーを含むファイルのフルパス名
--tls-psk-identity <PSK-identity> 事前共有キーを識別するために使用される、大文字と小文字を区別する一意の文字列
--tls-psk-file <PSK-file> 事前共有キーを含むファイルのフルパス名
--tls-cipher13 <cipher-string> OpenSSL 1.1.1以降のTLS 1.3の暗号文字列。デフォルトの暗号スイートの選択基準をオーバーライドします。OpenSSLバージョンが1.1.1未満の場合、このオプションは使用できません
--tls-cipher <cipher-string> GnuTLS優先順位文字列(TLS 1.2以降)またはOpenSSL暗号文字列(TLS 1.2のみ)。デフォルトの暗号スイートの選択基準をオーバーライドする詳細については、Zabbix getのマニュアルページを参照してください。
Windows上でもZabbix getは同様に実行できます: