Zabbix 5.0は既存のパッケージに加え、新たに以下のプラットフォームにも対応しました。
利用可能なパッケージはダウンロードから確認できます。
また、Zabbix 5.0はパブリッククラウドサービスでも利用できるようになりました。業界標準の以下のクラウドサービスでは数クリックでZabbixの導入が可能です。
SAMLはセキュアなIDプロバイダーを利用し、HTTPベースの統合認証を実現できる仕組みです。Zabbix 5.0では Microsoft ADFS、 OpenAM、Secureath、Okta、Auth0などのクラウドIDプロバイダーを利用することができ、他のSAMLを利用するアプリケーションと同様にログイン情報を統合することが可能になりました。
Zabbix 5.0では、より安全で信頼性の高い監視を実現するための様々な改善を行っています。
Zabbix 5.0ではユーザー定義マクロにシークレットテキストモードを利用できます。パスワードやAPIトークンなど、監視設定を行うユーザーに公開したくない情報を隠すことができます。
Zabbix 5.0ではTimescaleDBの保存データの圧縮機能を利用できるようになりました。収集した監視データを圧縮し、ディスクを効率よく利用できます。TimescaleDBは自動パーティショニング機能、高パフォーマンス、スケーラビリティを有するデータベースであり、Zabbixのバックエンドデータベースとして利用することでよりパフォーマンスのよい監視システムを構築できます。
ZabbixのWebインターフェースも改善を行い、より多くの監視対象を効率よく監視、管理できるようになりました。
新しいエージェントはLinuxとWindowsで利用でき、従来のエージェントに比べて様々な機能改善を行っています。
新機能の一覧については、ドキュメントを参照してください。
既存のZabbixエージェントも引き続きサポートを継続します。
Zabbix 5.0は多数のユーザビリティと監視の自動化の改善を行いました。
いくつかの機能の改善により、Zabbix 5.0では監視設定の柔軟性が向上しました。
Zabbix 5.0では自動監視設定とローレベルディスカバリの改善を行い、新たに以下の機能が利用可能です。
Zabbix 5.0は以下の機能を導入し、さらに向上しています。
Zabbix 5.0は、業界標準のクラウドおよびオンプレミスのITSMシステムとの連携設定をデフォルトで搭載し、より簡単に連携できるようになりました。
Webhookを利用したITSMシステムとの連携機能をより簡単に作成・配布できるように、Webhookコーディングガイドラインの作成を公開しています。
zabbix.com/documentation/guidelines/webhooks
ITSMシステムとの連携機能については、 インテグレーションを参照してください。
Zabbix 5.0では業界標準の障害通知のサービスやシステムとの連携設定をデフォルトで搭載し、より簡単に連携できるようになりました。
障害通知のサービスとの連携機能については、 インテグレーションを参照してください。
監視機能の改善や追加にともない、それらの機能をより積極的に活用するために既存のテンプレートの多くを改善しています。また、様々なサービスやアプリケーション、デバイスを監視するためのテンプレートとプラグインを追加しました。
ほとんどのテンプレートは自動監視設定の機能を活用し、様々な監視をよりスマートに行うことが可能です。
テンプレートとプラグインについては、 インテグレーションを参照してください。
テンプレートやプラグイン、Webhook機能をZabbixに含める提案のため公式なガイドラインを作成しました。
下記手順に沿ってZabbixへ提案を行えます。
Zabbix開発チームがチェックを行い、提案が承諾されると正式にZabbixへマージされます。あなたの貢献が多くのZabbixユーザーに感謝されることでしょう！
Zabbix 5.0は他にも様々な機能強化や機能改善を行っています。すべての新機能は、リリースノートをご確認ください。
Zabbix 5.0で追加したすべての新機能や改善点の詳細は、 Zabbixマニュアルで確認できます。
Zabbix 5.0へアップグレードする場合は、 アップグレード手順をご確認ください。または、アップグレードサービスを利用頂くことも可能です。 サービスについてのご質問はお気軽にお問い合わせください。
無料のWebセミナーでもZabbix 5.0の新機能や改善点について紹介を行っています。Webセミナー中に質問いただくことも可能です。開催スケジュールを確認のうえ、ぜひご参加ください。
